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女性プロジェクト訪問
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エリトリアの女性たちの経済的自立を目指し活動するNGO「エリトリア女性連盟」を訪問。女性たちやスタッ フの話を聞き、その活動内容を学びました。そして、女性たちとの交流の一環として体験したのは、エリトリア伝統料理「インジャラ」作り。短い訪問でしたが、女性たちの素敵な笑顔がとても印象的でした。
1978年に設立された女性連盟は、現在会員が25万人。女性の社会的地位向上のために、女性の識字率を上げる活動、経済的自立につながる裁縫などの職業訓練をおこなっています。活動紹介を聞いた後の質疑応答の時間では、ピースボート参加者から、エリトリアの学校教育や、また子どもたちの生活についてなど、様々な質問が飛び出しました。ちなみにエリトリアでは一家庭の子供の数は、4人〜8人が普通なんだとか。
女性連盟のスタッフ曰く、エリトリアの女性には「何もないところから作り出すクリエイティブな力がある」そう。戦争が終わり、自立のため何ができるのか。そこで始めたのが、ワラ(?)を使った編み物。この日も小物入れや手提げバッグを、丁寧に編んでいる女性たちの姿がありました。
エリトリア人の主食であるインジャラは、作り方から見た目までクレープにそっくり。テフ(ゴマの仲間の穀類)をすりつぶして、お湯でのばし、それをクレープ生地の様に鉄板で薄く焼きます。これが見た目以上に難しい。参加者も挑戦してはみましたが…大きな穴も笑って許してくれました。
エリトリアではこの薄く焼いた生地に、スープをかけて食べます。スープもたくさんの種類があり、私たちはジグニー(羊の肉をレッドペッパーで煮たスープ)とシュロー(豆とナッツのスープ)の2種類をかけていただきました。生地のすっぱさとスープの辛さのバランスが絶妙。また、インジャラの原料であるテフには鉄分が多く含まれていて、たいへん体にいいそうです。
(松村)
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