▼
港町グアヤキルめぐり
▼
グアヤス川沿いに発展してきた港町グアヤキルで訪れたのは、ステンドグラスの美しいカテドラルや、ガラパゴス諸島と同種の木や花が生息し「リトルガラパゴス」との異名をとるボリーバル公園。
グアヤス川沿いの遊歩道、マレコン通りには、コンサート会場、博物館、庭園があったりと市民の憩いの場となっていました。いっぽう印象的だったのは、あちこちで観光客の警備にあたる警官たちの姿。これもまた、この街を象徴する光景だったようです。
丘一面におもちゃ箱のように立ち並ぶ住宅群は、かつて、「海賊によく狙われていた」というラス・ペーニャス地区。
南アメリカ大陸北部(現在のコロンビア、エクアドル、ベネズエラ)をスペインの植民地支配から解放し、「グラン・コロンビア」をつくろうとした“南米独立の父”と呼ばれるシモン・ボリバール。
彼の像の立つマレコン通りは2000年から急速に整備され、マレコンドイス広場と共に市民に親しまれている。
マレコン通りにて、水先案内人の澤田直也さんと参加者により結成されたパーカッショングループ「グルーポダパース」がゲリラパフォーマンスを披露。アンコールの声が沸き起こると、居合わせた市民も音楽に合わせて踊り、夢中でドラムを叩く子供たちの姿も。演奏が終了した後も、人々はなかなか立ち去ろうとはしませんでした。
セミナリオ公園の木の上には、可愛いイグアナの姿が「鈴なり」に。柵もなく放し飼いのイグアナは我がもの顔で公園内の道を横切ってゆき、しっかり餌も与えられているということで意外と快適な生活を送っているようです。
気持ちよさそうにお昼寝するイグアナを見ていると、何だか心が和むのでした。
(香月)
グアヤキル寄港地レポートインデックスへ
/
35回クルーズレポートインデックスへ