12月14日 ▼何でもサモア
/イオアネ・エトゥアレ(オレ・シオシオマガ・ソサイエティースタッフ)▼
|
「初めまして。私の名前はイオアネ・エトゥアレです。環境団体で働いています」。流暢な日本語を披露してくれたイオアネさんは、サモアの環境保全団体でオフィサーを務めている。ことわざや伝説を紐解きながら語ってくれた、サモアの人々にとっての「土地」への想い。 |
「『土地は祖先から相続するものではない。子供達から借りているものだ。』これはサモアのことわざです。今、世界の人々は消費することを覚え、自然をも犠牲にし始めました。現在残っているサモアの資源も、やがては昔語りとなってしまうことでしょう。科学者たちは、温暖化による気候変動の影響で、南太平洋の島々はあと30年で海面下に没するだろうと予測しています。
サモアに暮らすことがそんなに大変なら移住すればいいと提案する人々もいますが、私達は土地を大切に子に受け継いでいかなければならないのです。誰がこのような被害をもたらしているのでしょうか。これらの責任を誰に問えば良いのでしょうか。南太平洋のことを考えて欲しい、これが、南太平洋からの声です。」
(小岩)
|
|
12月14日のインデックスへ/35回クルーズレポートインデックスへ |