12月3日  ▼船内トピックス
300名以上が押し寄せた、船遊亭一門会による船内寄席「オリビア三五笑」。おどり、南京玉すだれ、落語、そして大喜利で高座へ上がったのは、落語家・古今亭菊千代さんのお弟子さんとして勉強を重ねた29名。その見事な「芸人」ぶりに、大きな笑い声に続いて、舞台には次々お捻りが投げ込まれました。
小学生の頃に覚えたという「ガマの油売り口上」を、堂々の声色で披露した豆太郎さん。
「豆太郎」、「菊正やん」、「小西千代」など、お弟子さんとなった参加者はそれぞれ、本名やあだ名を元に師匠から与えられた芸名で舞台へ登場。
「さて、さて、さては南京玉すだれ」。馴染みの口上とともに、瀬田唐橋に魚釣り竿、炭焼き小屋に国旗まで、すだれで様々な形をつくる「南京玉すだれ」。舞台所狭しとすだれが延びるこの光景、そうそうお目にかかれるものではないかも。
落語「長短」を3人で演じた「リレー落語」。
うち1人、、饅頭を美味しそうに頬張る姿を演じた語学講師のラニー・アリバンドさんに、客席からは「お見事!!」の声。大きな拍手が送られた。
お弟子さんの姿を舞台袖で見守りながら、「自分が落語をするより緊張した」という菊千代師匠も落語を一席。
待ってましたと言わんばかり、客席からひときわ大きな笑い声が上がる。師匠が乗船して以来、始めて落語を目の前で聞き、そしてその魅力にすっかりハマッたという若者たちも多い。
客席が一瞬でも静まり返ろうものなら…“ハリセン娘”よりキツーい一発。
再び「弟子」たちによる大喜利では、会場から出されるお題で「謎かけ」「一から十」「とんち相撲」に挑戦。前もっての“仕込み”があったかどうかはともかく、お題へ次々応える様はお見事。客席の中にはどちらかといえば、ハリセンでお仕置きされる姿を期待していたなんて人もいたようですが。
--船内タイムテーブル--
12月3日
--おまけ--
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