2月25日  ▼From OLVIA to RUS 引っ越し大作戦
「from OLVIA to RUS MOMBASA」のプリント入りT-シャツをもらったら、まずは記念撮影。おっきなイベントでも楽しむかのように、この日のためにモンバサのスーパーで購入したという「つなぎ」姿で現れた人も。「何事もまずは格好から」ということ?
自転車、ミシン、文房具、せっけん、おもちゃ等々、これから寄港する国々へと運ぶ大量の援助物資ももちろん大移動。そんな数ある物資の移動の中でも、特に注目を集めたのが自転車の移動。確かに本来の使い方と言われればそうなのだけど、2つの船の「ランプウェイ」と呼ばれる「橋」を気持ちよさそうに「サイクリング」(もちろん大事に大事に扱ってますよ)。楽しみながら作業すると、なぜかあっという間に終わったような気がするんですよね。それにしても客船から客船へ自転車で渡るなんて…。
ジュースや野菜、肉といった食材も全てお引っ越し。作業しながら「種類も量も半端じゃない」と思ったのもそのはず。船に積み込んであった量は、重さにしてなんと35トン!!
なかでも苦労したのは「冷凍モノ」。マイナス40℃の冷凍コンテナから出てきたのは大量の肉や魚、そしてパンやケーキたち。「いつか自分たちが口にする物なんだ」と思えば、憎らしいほどに重く、冷たい食材たちも多少は愛しく思えたかな。この作業が終了した時のシェフの感謝感激の面持ちといったら、また格別でしたよ。
こんな表情にもなるほど、みな我を忘れて作業に没頭していました。それにしても何をどれだけ運ぶと、人間ここまでの表情が出せるのか…気になるところ。
今回の引っ越し作業で最も驚かされたのは、ご年輩の方々の奮闘ぶり。「若い者には負けんゾ!」といわんばかりのその姿に圧倒された人も多かったはず。
キッチンももちろん引っ越しをしているため、朝、昼、晩の食事はお弁当、おにぎり、サンドイッチなど。ところが普段より体を動かしたみんながそれだけで満腹になるはずもなく、キッチンスタッフの粋なはからいにより、作業に関わった方々へのお礼として振る舞われたのがこの「夜食」。メニューはカレーライスに牛丼などなど。レストランには長蛇の列ができるほどの好評ぶり。ちなみに、給仕しているのは何を隠そうピースボートのスタッフ。みんなに「アリガトウ」という気持ちを伝える意味を込めてだと本人たちは言っていましたが、伝わりましたかな?
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