2月1日  ▼赤道祭
赤道祭の口火を切ったのは、これまで自主企画「英語でゴスペルを歌おう」で練習を重ねてきた面々によるゴスペル。息のあった美しい歌声に、観客からは大きな拍手が送られた。そして、これまで自主企画を担ってきた通訳ボランティアの牧野留美さんへもメンバーから大きな拍手が送られた。
まずは、忍耐力を試す「スクワット」勝負。「ドン・ドン・ドン」の太鼓の音に合わせ回数を重ねていくうちに、我こそはと集った猛者たちも徐々にその数を減らしてゆく。最後まで残った勇者からは、「700回はいけます」とまだまだ余裕のコメント。
ピースボートならではの船上屋台「まんだら屋」の協力の下、実施されたこの競技。
通常ならばラーメンを盛るためのどんぶりに山盛りにされたかき氷を目の前に、挑戦者は少し困惑の表情を浮かべる。ところが、「よーいドン!」の声がかかると我先にと、ごらんの通り、涙と冷や汗を浮かべながらも氷の山を切り崩していった。
平衡感覚を試す「バランス」勝負。みなさんご存じ「シェー」のポーズをどれだけ保てるかによって競われた。見るからに間抜けな姿に会場から笑いの声が聞こえてくる。もちろん必死ですよ、ポーズをとってる方は。
力を競うための「腕ずもう」。この競技に限っては、男女それぞれに勇者が選ばれた。どちらも向かうところ敵なしの圧倒的な強さを見せつけ、まさに勇者の名に恥じない勝ちっぷり。司会者の「何か特別に鍛えているのでは?」との問に「何も」と答えるお二方。そのコメントからも伝わりませんか?この強さ。
そして様々な難関をクリアし、集ったのは8人の勇者たち。勇者の証にと与えられた「勇者の剣」を手に、ネプチューンが眠る箱を開ければ、出てきたのは小っちゃな女の子。くるりくるりと回り踊るその姿に、会場からは「カワイイ」の声援が飛び交った。こうして無事、赤道通過の許しを得たOLVIA号は無事南半球へと入ることができたのだった。
予定外の屋内で行われたイベントにも関わらず、大盛況のうちに終了したこの企画。果たしてこれで本物のネプチューンは赤道通過を許してくれたのでしょうか?とにかくOLVIA号は次の寄港地「セイシェル」へと航海を続けて行くのであった。
2月1日のインデックスへ32回クルーズレポートトップページへ