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12月26日 ▼先住民族マオヒを訪ねて▼ |
画家ゴーギャンが愛した「南洋の楽園」タヒチ。青い空、青い海、白い砂浜、というイメージを持つ人も多いだろう。オプショナルツアーCコースでは、そういった「観光用のタヒチ」ではなく、そこに住む人々、特に先住民族マオヒの生活にふれながら、その伝統と文化を学び、タヒチのこれからについて考えた。 |
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バスの入れない小道を自らの足でジャングルの奥へと分け入る。川に寸断された道を膝まで水に浸かりながら渡った。雨がふりはじめ、ぬかるんだ泥に足をとられる。現地の人の利用している4WDのピックアップトラックが、その間を何度もピストンする。荷台に数人で分乗したが、30分かけて歩ききった人もいた。 |
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着いた場所は、マオヒの人々が祈りや儀式のために使うという場所。人々は歓迎のための祈りを神にささげ、歌や踊りでわたしたちをもてなしてくれた。さらに、フランスの植民地支配によって引き起こされている土地問題などについて説明を受けた。
「土地は私たちのものなのではありません。私たちが土地のものなのです。人が土地につながっているのです。しかし、フランスから来た人たちが、その私たちの文化を壊していきました。」 |
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タロイモやパンの実、ブタ、魚などを地中で蒸し焼きにした伝統料理を食べながら、マオヒの人たちと時を忘れて語り合った。
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2日目は、タヒチ独立運動の中心的存在である自治体、ファアア市を訪れた。30年前は、わずか30人しかメンバーがいなかったというタヒチの反核・独立運動は、現在では数万人の規模の支持者を抱えるまでになった。また、その中で重要な役割を占めてきた女性団体の活動についてのワークショップも行われた。 |
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南国のフルーツ盛りだくさんのパーティーのあとは、地元の人々がよく利用するという「穴場」のビーチでタヒチの自然を満喫した。
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