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船内から、たくさんの写真が送られてきました。
ツアーの様子を写真を交えてお伝えします。 by.Reiko
「ダナンCコース・ホイアンとベトナム料理の源流」
まずは傷兵施設を訪問しました。ベトナム戦争やカンボジアの戦争で傷ついた将兵と
その家族の住んでいる施設です。
ベトナム戦が圧倒的に多く女の元兵士もいます。
いまはみな中年になってますが、片足の女性兵士や、
片腕の男性兵士が暮らしていました。
車椅子に乗っている写真の人も、戦争で下半身不随になってしまった方です。
この車椅子は以前ピースボートが援助物資として送ったもので、とても感謝していました。
きちんと生かされていて良かった!
そのあとは焼き物のまち、ホイアンへ。日本が鎖国するずっと前に
栄えていたチャム王国の、主貿易港がこのホイアンでした。
日本人街があったとされる古い町並みを散策。今でも日本橋が残っています。

その後はやきもの工場を見学。女子が二人組で、一人が立って
足で轆轤を踏みながら、手では粘土をこね、もう一人がろくろで成形する
という器用さ!工場はフル回転していました。
大きな窯では石炭を使っていました。
左の写真は日本人街の付近で見かけた焼き物やさん。
ベトナムらしい、美しい焼き物がたくさん売られていました。
翌日は夜明け前から、眠い目をこすって魚市場へ。
真っ暗なのに人がいっぱい、活気のあふれる市場でした。
売ってる魚はカツオ、鰯、イカ、貝、トビウオコム(ヌクマムの原料
となる小魚)など多種多様。エイを地面にそのまま置いて売ってる
のには驚きました。女の人が声を張り上げ重労働しているのに
男どもはコーヒーを飲んだり腰かけて眺めていました。
お次はナムオー村のヌクマム(魚醤)工場見学。
ヌクマムは日本のいわば醤油。ベトナム料理には欠かせない、
大事な食材の一つです。
工場は大きな樽がゴロゴrしており、杜氏のいる酒蔵を思わせます。臭いのなんのって、卒倒しそう。
魚は小さいほど高級なんだそう。いろんな魚を使うが魚種は混ぜないらしい。コムという魚が最高とか。
魚と塩を混ぜて大樽に寝かせ醗酵させ、その液体が下に垂れてきます。それをまた上から樽に戻し、
何度も繰り返すうちにいい味に出来あがっていくのだそう。真中の写真は大樽に掛けた梯子で、
中を覗くとまるでヘドロの海・・・。食品は製造過程を見るとイメージダウン。でも美味しい。
ヌクマム工場のあとは、ライスペーパーを作る民家を訪問しました。
作り方はクレープそっくり。溶いた米粉を柄杓を鉄板の上に流し、
柄杓の底で薄く伸ばす焼けたらべつの板に広げて冷まし、屋根の上
などで天日で乾かすのは壮観。女主人が出来たてのライスペーパーに
ヌクマムを添えてごちそうしてくれました。米粉だけのも、ゴマや木の実など
混ぜて焼いたのもあり、おいしい!
ライスペーパーも、ベトナム料理の代表的な食材。これを使って有名な
「ベトナム春巻き」などが作られます。本当においしいのです。
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