■地球大学卒業式(2000/01/12)
今回のクルーズ初の試みでもあった地球大学プロジェクトの卒業式が行われました。船内で行われていた、「地球大学プロジェクト」の指定を受けていた企画(主に水先案内人のものや、奨学生のもの)に出席し、レポートをまとめ、寄港地では現地体験として検証や見聞のツアーに参加する、というプロジェクトでしたが、最後まで頑張った参加者は29人。卒業証書をもらい、各自の感想をみんなの前で発表しました。「今まで高校、大学、大学院と卒業してきたけれど、ピースボートの地球大学ほど自分から本気で学びたいと思ったのは初めてでした」という奨学生の感想には大きな拍手があがっていました。
■ディプロン島を訪ねる(2000/01/10)
地球一周、最後の寄港地、チュークに寄港しました。ここで行われたオプショナルツアーは全部で5コース。美しい海をシュノーケリングで堪能する観光コースから、モエン島の若者たちとのスポーツ交流まで様々。チューク(旧トラック)と言えば、現在はダイビングスポットとして有名ですが、過去の戦争では日本軍基地であったという過去も持っています。オプショナルツアーBコースでは旧日本海軍基地、ディプロン島を訪れました。島の船着き場はかつて旧日本帝国海軍基地、現在は中学校として利用されていますが、海に向けた機関銃砲台がそのまま校舎の一部として使われている姿から、過去の戦争の一端がうかがえるようです。70歳以上の人々は日本語教育を受けて育っているチュークの方々、実際にその時代を過ごしたガイドさんのお話しを聞きながらディプロン島の戦跡を案内してもらいました。島の慰霊碑の脇には白色化してもろくなったヘルメットがあり、この島で起こった事を物語っているようでした。参加者は慰霊碑に献花を行い、美しい海からは想像できない過去の出来事と、二度と起こしてはならない、という思いを語り合っていました。
■日本に帰ってどうすんの!?(2000/01/09)
元JVCの代表であり、ピースボートではお馴染みの水先案内人、林達雄さんによる「タツオの日本に帰ってどうすんの!?」が開催されました。船内では毎回、若者のよき相談相手として、そして「飲み友達」として人気者になる林さん、ピースボートで3ヶ月の洋上生活の後、参加者がどんなことをするのか、どうしたいのか…を語り合う場としてこの企画を設けてくれました。世界を巡り、各地で活動するNGOに興味を持った人、船内で出会った仲間に影響を受けて新しく勉強を始めたいという人、日本を脱出し、自分も世界の舞台で活躍したいと考えている人…3ヶ月の地球一周で得たもの、出会ったもの、それらをどれだけ、どういった形で自分に吸収するのか、本当の始まりでもある「これから」を考える企画となり、参加者からはたくさんの意見が出ていました。
■教えられなかった戦争(2000/01/05)
フィジーから乗船された水先案内人、高岩仁さんによる、映画&ディスカッション企画が行われました。高岩さんは、映像文化協会の代表。なぜ戦争が起き、どのように歴史教育をし、現状はどうなっているのかを10年間の月日をかけて記録映画として撮影。今回、船上で上映した物はフィリピンでの戦争の状況を綴ったものでした。映画を見て、自分たちがどのような教育を受けてきたのか、本当の事を知って感じたこと、これから私たちがどのようにすべきかを話し合いました。映画を見終わった時には、その残酷さに涙する参加者もいました。
■フィジーの伝統文化に触れる(2000/01/03)
「美しい海」という印象の強いフィジー、ビーチでのんびりとその魅力を満喫するのもいいですが、ピースボートの魅力は何といっても交流コース。フィジーの交流コースではサトウキビ畑の中にあるサナサナ村を訪れました。サナサナ村での交流会は村人たちによる歓迎の儀式から介し。カバ(胡椒科草の根を粉にして、水に溶いたフィジーの伝統的な飲み物。まずい…という声が多かったようです)を飲んだ後、フィジーの民族舞踊、メケダンスを披露してもらいました。その後は参加者も一緒にメケダンス!ちょうどお正月時だったこともあり、フィジーではお正月にはみんなでかけ合う、という白い粉をかけられ、真っ白になってしまった参加者も…。昼食はロボ料理(フィジーの伝統料理)を地中から取り出すところを見学、もちろんその後みんなで味見。焼きたてのタロイモが好評だったようです。食後は各自、家庭訪問や海水浴に繰り出し、「フィジーの村」を体感。フィジー人のおおらかさとのんびりとした雰囲気に参加者は大満足の1日となったようです。
■New Year!!(2000/01/01)
「日付変更線上で迎える地球上で最初の2000年」そんな言葉を掲げて出発した今回の地球一周クルーズ。日付変更線上に停泊した船の上では盛大な、それは本当に…盛大なカウントダウンパーティー、そしてニューイヤーパーティーが開催されました。カウントダウンパーティーは、各国から乗船している海外ゲストらを含む、日英二カ国語での新しいミレニアムへのメッセージから開始。世界各地から寄せられる2000年代に寄せる平和への思いが綴られました。そして、新しい年へのカウントダウン!2000年の到来と同時に盛大な花火が打ち上げられました。この船上にいた全ての人にとって、忘れることの出来ない、歴史に残る一夜となりました。
■年末ジャンボ宝くじ(99/12/28)
日本でも購入した人はたくさんいるのではないでしょうか?年末の恒例行事といったらやっぱりコレ、「年末ジャンボ宝くじ」です。日本が年末ジャンボで盛り上がるのなら、船内だって盛り上がってしまおう、というこの企画。数日前よりくじの販売を行っていたのですが、今日、その抽選会が行われました。商品は豪華もりだくさん!!現金12万円が当たる1等を始め、屋台でのビール1ダース、ウーロン茶1ダース、ラーメン12杯……などなど。会場は大盛り上がり!当選者が発表されるたびに大きな歓声があがっていました。
■タヒチアンの挑戦(99/12/26)
年内最後の寄港地、タヒチに入港。オプショナルツアーBコースではタヒチのNGO、「HITI TAU」を訪れました。「HITI TAU」とは、タヒチ語で「今、立ち上がる時」という意味。フランスからの経済援助なしで生活できる経済を目指し活動を行っています。ツアーでは、その活動の一つでもある、バニラプランテーションを見学し、各地域の代表者を交えてのワークショップを行いました。タヒチが援助を受けずに自立するならば、まず援助に依存し、自分たちの伝統文化を忘れていく流れから抜けること、タヒチが植民地化した状態をおかしいと考えることが必要だ、とHITI
TAUの方々は語っていました。ワークショップが終わった後は、たき火を囲み、歌や踊り、そして寄港地の大きな楽しみ、現地でのお食事。参加者は短い時間の中でも、タヒチの人たちの自立への強い気持ちに感銘を受けていました。
■クリスマスイブ!(99/12/24)
何でも大イベントにしてしまうノリのいい船内、クリスマスが盛り上がらないはずはありません。まずは外国語堪能な「通訳チーム」による『通訳キャロル』。場所・時間不特定、突撃参上!とあちこちで繰り広げられるアカペラ、しかも通訳ならではの美しい発音!!素敵なハーモニーでクリスマス気分を盛り上げてくれました。他にもクリスマス関連のイベントが盛りだくさん!午後に行われた「HOT・ほっと・クリスマス」では、賛美歌、男装・女装のコンテスト、各国語のクリスマスソング、ダンス、そしてビンゴ大会(もちろん、ビンゴ大会開催時が最高動員)。食後は船内で募った聖歌隊によるコンサート、毎晩夜食の出るレストランではワインとケーキが振る舞われ、シネマルームではピースボート奨学生であり、牧師でもあるジェシーさんによるミサが行われました。深夜も引き続きハイテンション!カラオケルームを中心に各バーでもたくさんの参加者がクリスマスの夜を楽しんでいる様子が見られました。
■裁判劇「晴海離婚」(99/12/23)
以前船内で行った際に大人気だった裁判劇、その第2回が開催されました。今回は俗に言う「成田離婚」の変形バージョンとして「晴海離婚」が題材です。『結婚していた二人だったが、晴海にて夫のマザコンが発覚!姑とのいざこざもあり、レストランにてテーブルにあったフォークで嫁が夫を刺してしまった。この罪はいかに裁かれるべき?』というのが今回のあらかたの内容。出演者は、ピースボートスタッフや奨学生など13名。前回好評だったこともあり、演劇にもさらに力が入っており、その演技は本物の裁判さながら!結果は証拠十分、とのことから罰金8万円の有罪、その後の告訴は未定、とのものでした。架空の題材を扱った「お遊び」でありながらも、綿密に練られた構成と裁判の進め方には今回も絶賛の声が。帰国までにもう一つやって欲しい、とのアンコール要請も出ていたようです。
■小林隆平さんコンサート(99/12/22)
去年の地球一周クルーズに引き続き、水先案内人としてご乗船いただいている小林隆平さんのギターコンサートが行われました。小林さんは、ガラパゴス諸島の専門家であり、8弦ギターを奏でるギター奏者でもある、という魅力的な方。前クルーズに引き続き、船内ではすっかり人気者に。8弦ギターというと、ちょっと見慣れない楽器ですが、普通の6弦ギターに比べ、ゆったりとした音となるのがその特徴です。船内では多くのコンサートが開催されていますが、楽器のみのコンサートは久々。参加者は8弦ギターの音色にうっとりと聞き入っていました。
■写真解説〜地球の未来〜(99/12/20)
フォトジャーナリストであり、水先案内人、桃井和馬さんの企画「地球の未来」が開催されました。世界中を駆け巡り、様々な写真を撮っている桃井さん、ご自身で撮った写真を使いながら、桃井さんの見た世界を語っていただきました。熱帯雨林の森林が伐採されてゆく様子、豊かなユーカリ林が失われ、土が剥き出しになってしまった様…。次々と映し出される悲惨な光景に、涙を浮かべる参加者もいたようです。
■ひとつらなりのいのち(99/12/19)
水先案内人、水音(ミオ)さんのコンサートがミュージックサロンにて開催されました。水音さんのソロに続いて参加者とのセッションも行われた、まさに「視聴者参加型」のコンサート。セッションにはバイオリン、トランペット、ギター、パーカッション(寄港地で仕入れた太鼓やマラカスなど)など、楽器演奏を得意とする参加者が意欲的に参加していました。そして、ちょうど1年前の地球一周クルーズに参加した際に出会った同じ水先案内人の小林隆平さんと二人で作った曲もご披露。最後は参加者全員で「上を向いて歩こう」を合唱しました。「ひとつらなりのいのち」という企画の題名からも伺えるように、「一緒に歌うことから、たくさんの人とひとつにつながることが出来る」と水音さんはおっしゃっていました。
■盆ダンス(99/12/18)
キューバ出航後から練習が始められた盆踊りは今日が本番。浴衣を持ってきた参加者は皆、浴衣姿でデッキへ。海外からの参加者も日本人参加者から浴衣を借りて、嬉しそうに踊っていました。炭坑節・東京音頭・阿波踊りをプールサイドをぐるりと囲んで盆踊り。その後が、待ってました!クルーズ名物(?)流しそうめん!!東京から積んでいった竹をデッキに配置し、そうめんが流れる、流れる…参加者はお椀とお箸をかまえて流れるそうめんに釘付け。そうめんでお腹いっぱいになった後は盆踊り後半戦。「耐久ハイパー河内音頭」と題され、河内音頭の耐久レース。50名以上が参加し、1時間50分踊り続けた20代の女性が優勝!イベントの最後にはオリビア神社が出現。残り1ヶ月を切った航海の無事を祈る人、恋の発展を祈る人、帰国してからの生活を祈る人(?!)…それぞれの思いを巫女様(に扮したスタッフ)に託していました。
■ルチャリブレ(99/12/16)
メキシコはアカプルコに入港。リゾート地としても有名なアカプルコ、観光コース中心となりがちなところではありますが、そこで行われたのが「ルチャリブレ観戦」。「自由なる戦い」という意味を持つこのルチャリブレ。メキシコでは庶民の娯楽として大人から子供まで幅広い年齢層に人気のあるメキシコのプロレスです。そのルチャリブレをピースボートが特別にプロデュース。「登龍門
」という、日本人レスラーの主催する、日本から来た若者のためのレスラー養成学校の試合を観戦しました。会場には日本人、メキシコ人共に多数来場。参加者のほとんどがルチャリブレはもちろん、プロレス観戦も初体験。目の前で繰り広げられる熱戦に大興奮!メキシコ人のルチャリブレに対する熱い思いを共に体験する、という貴重な一夜となったようです。
■拡大ディレクM(99/12/15)
帰国まであとちょうど1ヶ月。長いと思っていた3ヶ月も、すでに3分の2が過ぎてしまったと思うと短いもの…。残り1ヶ月ラストスパート!と言わんばかりに行われたのが「拡大ディレクターズミーティング」。日本までのスケジュールをみんなで決めました。赤道通過の際に行う「赤道祭」、クリスマスに向けた「聖歌隊」、新しいミレニアムへのカウントダウンが楽しみな「カウントダウンパーティー」、そしてお正月…と大イベント満載。そして、提案された企画の中で気になったのは「あがきのタイタニック」。シンガポール前に行われたフィーリングカップル「ときめきタイタニック」の第2弾。前回のハチャメチャぶりを思えば…第2弾はどんなことになるのやら……。まだまだ船内は余力たっぷりです。
■パナマ運河通過(99/12/10)
本日は、北回り一周の大イベントの一つ、パナマ運河通過。船が階段を上る、という不思議な体験が出来るのがここ、パナマ運河。今日はゆっくり運河を楽しみましょう、との意味を込めて企画も1日お休みとなりました。お天気も良く、参加者はデッキでのんびりしたり、プールで泳いだり、ビール片手にデッキチェアーで日光浴をしたり…とめいめいのスタイルで運河を堪能していました。そしてそんな運河通過に合わせた楽しみが今日のお昼、「幕の内弁当」!いつものビュッフェ形式ではなく、お弁当という形のご飯が船上では逆に新鮮。なかなかの好評でした。また、お弁当だけでは物足りない、という参加者のためにデッキではバリューセット(ハンバーガー&ポテト&コーラorビール)も振る舞われました。
■ダイエットクラブ(99/12/09)
出港から2ヶ月。毎日美味しい食事を食べて、船内企画に出て…「太るな」と言う方が難しい船内、そろそろ体重を気にし始める人が増えてきました。そこで発足したのがダイエットクラブ。楽しく汗をかいて、健康的にやせよう、というこの企画。本日のカリキュラムでは通訳スタッフのマヤさんによるダンス教室が行われました。デッキでダンスをする参加者の姿はなかなか「さわやか」。ダイエットクラブは今後も盛り上がりそうです。
■Shall We 盆ダンス?(99/12/08)
キューバでのサルサの興奮冷めやらぬまま船内ではなぜか盆踊りが登場。パナマ運河通過の夜に盆踊り大会をしよう、との声から昨日までのサルサに打って変わり、デッキでは盆踊りの練習が開始されました。初日の今日は老若男女を問わず40人以上が参加。ピースボート国際奨学生たちも多く参加していたようで、和気あいあいとした雰囲気で練習は進められていました。普段は外国人参加者に日本人参加者が盆踊りを教える、という構図が出来上がるのですが…日本在住の奨学生たちはさすがです。盆踊りは得意、と言う者から、徳島に留学していた、という者まで…。なんと彼からは参加者に阿波踊りが伝授され、デッキでは盆踊りと阿波踊りが行われる、という不思議な状況に。。2日後に開催予定の盆踊り大会が楽しみです。
■キューバ出港(99/12/07)
北回りクルーズでは目玉の一つでもあるキューバ。観光ではなかなか訪れることのない土地ですが、ピースボートにとってはお馴染みの土地です。オプショナルツアーもどのコースも大成功!参加者の満足度も非常に高かったようです。
そんなキューバ一番の目玉は何といってもオプショナルツアーBコース「新ラテンアメリカ映画祭」。ピースボート入港時にキューバではラテンアメリカで唯一の映画祭が開催されている、ということで作られたこのコース。たくさんの国から映画監督や俳優さんが参加。開場では多くの映画が放映されており、自由に観られます。日本からは手塚眞監督が参加。キューバよりピースボートを歓迎してくださり、参加者と1日一緒に映画祭を回ってくれる、という大サービス。映画好きの参加者は心ゆくまで手塚監督と映画談義を交わしていたようです。
そしてやっぱり満足度の高いのは交流コース。キューバではゲバラ高校での学生交流やサルサ交流、スポーツ交流など、多くの交流コースが行われました。スポーツ交流でやったのは…キューバと言えば野球!ピースボートのスポーツ交流と言えば毎回惨敗、というのがパターン、その上相手はは野球の本場キューバ人たち、これまでの野球交流でもコテンパンにやられていたっけ……ということは、またまた惨敗??とイヤな予感もしたのですが今年の参加者はひと味違いました。キューバ人相手に互角の試合を展開。ランニングホームランまで飛び出す、という試合展開の末、5対5の引き分け。参加者は再戦の約束を交わしながら、2日たっぷりと堪能した名残惜しいキューバを後にしました。
■サルサ・フェスタ(99/12/05)
キューバ入港を明日に控え、船内はサルサ一色!船内ではお約束の「★サルサ・フェスタ★」を開催しました。正装したダンサーたちに続いて、参加者もどんどん飛び入り参加。「踊り狂う」という言葉がぴったりな盛り上がりよう。明日のキューバで本番のサルサ・フェスタが開かれることもあり、参加者も気合い十分。明日のキューバ入港が楽しみです。
■バスケットボール大会(99/12/04)
第26回クルーズでは2回目となるバスケットボール大会が開催されました。参加者はざっと50人強!企画者にとっても2度目ということで、段取りの良さが好評だったようです。大会は正午より開催されましたが、夕方になっても続く熱戦の数々…デッキでサルサの練習をしていた人たちも次々と観戦、コートの回りは黒山の人だかり。。優勝チームには船内で放送されているラジオに出演できる、という副賞があったこともあり、大会は大盛り上がりの中、終了。今日はバスケ日和となりました。
■タイタニックフォーマルディナー(99/12/03)
大西洋横断を記念し、今日は「タイタニックフォーマルディナー」が開催されました。85年前の一等クラスのメニューを忠実に再現。カナッペに始まりアイリッシュコーヒーで締める、というもの。レストラン内は証明を落とし、テーブルのロウソクの明かりのみ。いつもと同じレストランで食べているとは思えないような雰囲気となりました。参加者も、一番のオシャレをして参加。かつてのタイタニック号の雰囲気を楽しんでいたようです。
ディナーのあとはミュージックサロンでカクテルショーを開催。サルサを筆頭とするダンスチームによる出し物があり、今日だけのオリジナルカクテルも販売されました。カクテルの名前も『氷山』や『タイタニック』など、とってもユニーク。ちょっとオシャレな楽しい一夜となりました。
■ヘアーショー(99/12/01)
船内で密かに活動をしていた、美容師たち(元美容師、美容師希望、他人の髪を切るのが得意、人の髪をいじるのが好き…という有志の参加者たち)が活動を開始!これからクリスマス、お正月とフォーマルを着る機会が増えるのだから、ぜひ自分でスタイリングを出来るようになろう、という目的でデッキにてヘアーショーを開催しました。簡単にできるアップスタイルを解説付きで説明。モデルさん達が次々とおしゃれな髪型に変身してゆく様には観客からも歓声があがっていました。もちろん、セットだけではなくカットもやります。観衆の前で、そして大西洋上で髪を切るなんてなかなか出来ないこと。切ってもらったモデルさんも「こんな経験ができて得した気分」と嬉しそうだったとか。そして最後には、60第の男性がモデルとして登場。帽子を取ると金色の頭が…会場は一瞬どよめいたものの、あちこちから「若くなった」との声が。。本人もちょっと照れながらもうれしそうに新しいヘアースタイルを披露していました。
■ウェルカム・キューバ(99/11/30)
キューバからの水先案内人として乗船していただいているフェルナンドさんの講座が行われました。フェルナンデスさんは、キューバではフランス語を教える大学講師だったこともあり、現在はキューバ国際友好協会(ICAP)で活動しています。そんな彼がキューバの入門編として開催したのが今日の企画「いつでも誰でもウェルカム・キューバ」。ピースボート参加者にぜひ体験して欲しいキューバの魅力、人々の温かさなどを熱く語っていました。多くの参加者にとっては興味深いキューバだけに、参加者は熱心に聞き入っており、街の歩き方やお買い物の仕方、美味しいものについて、そして政治経済や今ある問題に至るまで、たくさんの質問が出ました。
■サルサ教室(99/11/28)
世界最大の野外レヴュー、「トロピカーナ」の監督であり、水先案内人でもあるフランシスコさんによるサルサ教室が行われました。足のステップ、リズムの取り方、そして一番大事な腰の動かし方…などサルサの基礎をみっちりと講習。150人の参加者が1時間半もホールで踊り続けたこの講習会に参加者は汗だく。。それでも次の寄港地、キューバでサルサを踊るぞ!という熱い意気込みが伝わってくるようでした。これからキューバまでの数日間、船内はサルサブームが訪れそうです。
■森田留美さんコンサート(99/11/27)
今日のメインイベントはオペレッタ歌手の森田留美さんのコンサート。ミュージックサロンに集まった参加者は200人以上!森田さんもそんな参加者の盛り上がりに応えるように「マイウェイ」や「もののけ姫」など…様々なジャンルをアレンジして歌ってくれました。また、歌だけでなく、参加者の有志の方々によるチェロやトランペット、バイオリンなどとのセッションもあるという豪華な内容。最後の「赤とんぼ」は参加者全員に歌詞カードが配られ、みんなで合唱。アットホームな雰囲気の中、コンサートは幕を閉じました。
■大ディレクターズミーティング(99/11/24)
船内で所狭しと行われる講座や企画を創っていくのがディレクターズチーム。ローマより合流してきた人たちも一緒に船内企画を作ろう!との主旨で「大ディレクターズミーティング」が開催されました。来場者は70名以上。各プロジェクトチームの紹介なども行われ、なかなかの盛り上がり。新しいメンバーと共に船内はますます充実しそうな予感です。
そして本日の目玉企画が22時よりサダコバー(妙な名前に感じますが、普通のバーです)にて行われたホストクラブ。男性陣がフォーマルを着込んで女性客を接待。ホスト陣は源氏名の書かれた名札を着け、女性が指名するための写真を用意。テイクアウトされてしまう人気ホストまで出現するという盛り上がりよう。企画者は大成功のホストクラブを見ながら「次回はオカマバー!」と意気込んでいたそうです。
■コソボツアー報告会(99/11/23)
クロアチアで船を一時離脱し、ユーゴスラビア連邦(モンテネグロ共和国)やコソボ自治州を巡るコソボ・スペシャルツアーの報告会が開かれました。NATOによる空爆の跡地やUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)などを回り、現地で難民帰還を支援しているNGOや、KLA(コソボ解放戦線)兵士などとの交流プログラムのある、ピースボートだからこそ実現する、まさに「超硬派ツアー」。ツアー参加者は、目にした戦争の傷跡や、そこで出会った人々の暖かさ、復興に対する意欲的な姿勢、などを報告。「コソボ危機」がいったい何だったのか、空爆により平和が回復されたのか…熱い議論が交わされました。
■アイルランド問題(99/11/22)
ローマを出港し、1・2日おきに寄港地がある、という「寄港地ラッシュ」も一段落。慌ただしかった船内も、落ち着きを取り戻しつつあります。そんな中、北アイルランド問題に関する船内企画、「殺し合う市民達」が開催されました。北アイルランドからのゲスト・フィルさんと南アイルランドからのゲスト・ジョンさんを招いて行われたこの企画。今までのアイルランドでの紛争問題について、なぜそのような争いが起こってしまったのか、現在はどのような平和問題が行われているのか…南北双方の立場から、今後の協力への展望も交えながら話してもらいました。実際に平和活動を行っている二人の話はとてもわかりやすく、複雑な問題ながらも参加者からは意見や質問が多くでていました。
■ローマの光と影(99/11/21)
世界各地の人々が集まる観光地、ローマ。ローマで行われたオプショナルツアーで最も印象的だったのは、「ローマの光と影を知る」と題されたCコース、コロッセオやスペイン広場など、きらびやかな部分ばかりをイメージしがちなローマの“裏側”を見て回るものです。パルチザン処刑場や、移民移住区を訪問しローマの過去や、現在背負う問題を検証。また、現地NGOとの交流会も開かれ、イタリアの移民問題や、これからの平和運動をどう進めていくか、といった内容の濃いディスカッションが開かれました。
■しし座流星群(99/11/17)
今年も来ました、しし座流星群。地球上で一番キレイに見えるのはヨーロッパ周辺らしく、あのNASAもヨーロッパ上空に観測機を飛ばしたそうです。オリビア号もちょうどヨーロッパを航行中。今夜は星空がよく見えるよう、デッキのライトを消して星空鑑賞会が行われました。流れ星のピークは深夜だったため、参加者は少なめでしたが、3時〜4時頃のピーク時にはたくさんの流れ星が見え、あちこちから歓声があがっていました。
■イスラエル出航(99/11/14)
ユダヤ教・キリスト教・イスラム教と、3つの宗教の聖なる都・エルサレムを筆頭に、数多くの歴史を持イスラエルはハイファに入港。ここで行われたオプショナルツアーはいつもにまして「ピースボートならでは!」。東西エルサレムを訪れ、イスラエルとパレスチナのNGOや若者たちと交流するもの、パレスチナ自治区である「ガザ」に住む人々と交流・民泊するもの、そして「ゴルゴダの丘」、「嘆きの壁」、「岩のドーム」など、各宗教の聖地を巡るもの…などなど非常に多彩。特に、東西エルサレムを訪れる交流コースには、イスラエルからローマまで乗船する海外ゲストが同行し、シャバット(毎週金曜日の夕方から土曜日夕方にかけての安息日)明けの一番盛り上がる土曜の夜の西エルサレムを案内してくれました。地元っ子の集まるバーやクラブを案内してもらい、参加者は楽しい一夜を過ごせたようです。
■スエズ音楽祭(99/11/10)
明日は北回り地球一周の大イベントの一つでもあるスエズ運河通過。世界二大運河の一つを通過する、という地球一周の船旅でなければなかなか体験できないものです。その通過前夜ということもあり、船内では「スエズ音楽祭」が開催されました。シンガポール前あたりから募集されていたピースボート「聖歌隊」によるコーラスや、やはり船内で結成された参加者によるバンド演奏、スタッフが日本から必死の思いで積み込んだチェロによる演奏などなど…楽しい音楽祭になりました。観ている側もせっかくの音楽祭…ということでちょっぴりオシャレをしていた人たちも多かったようです。スーツやタキシードはもちろん、日本出航後の約1月の間に各寄港地で調達した民族衣装姿も見受けられ、カラフルな一夜となりました。
■洋上大運動会(99/11/09)
待ちに待った洋上大運動会が開催されました。エリトリア寄港後も練習を続けていた応援団も大フィーバー!ふんどし姿、リーゼント、バニーガール、チアリーダー(←もちろん男性陣も)など…まるで仮装大賞のような応援に押されるようにデッキでは熱戦が繰り広げられました。運動会に合わせてデッキランチのメニューはおにぎり・唐揚げ・焼きそば、というまさに「運動会メニュー」。最後はみんなでオクラホマミキサーを踊って(踊り方がわからず、スタッフが振りを教えて走り回る、というアクシデントも!?)大盛り上がりの洋上大運動会は終了。優勝は夏生まれの集まる夏チームでした。飲み放題券のプレゼントされた夏チームはもちろんのこと、負けたみんなもミラーバーへ!1日の労をねぎらいながら、深夜まで飲み会は続いていました。
■エリトリア入港(99/11/08)
アフリカの新生国でありながらも、ピースボートではお馴染みの国、エリトリアに入港しました。1993年のエリトリア独立当時から、ピースボートとエリトリアはエリトリアチームの活動を中心に交流を続けていたこともあり、入港時からエリトリア市長らによる熱烈歓迎!オプショナルツアーでは、ラクダに乗って炎天下をキャラバンした者あり、女性の自立のために活動するNGO「エリトリア女性連盟」と交流した者あり…名物インジャラも食べて、短い寄港時間ながらも参加者はエリトリアを満喫したようです。
(※ちなみに「インジャラ」とは現地では主食。発酵させて作ったやや酸っぱいパンケーキ状のものにカレーなどをかけて食べる。食べる場所にもよるようですが…味は賛否両論。でも…たとえまずくたって、せっかくエリトリアまで来たんだから食べなきゃっ!というのがピースボート流ですね)
■運動会開催間近!(99/11/07)
誕生月を春夏秋冬のチームに分けて開催される運動会の開催を明後日に控えている船内は、各チーム色のハチマキを巻いた人たちであふれかえっています。ハチマキの巻き方も、たこ焼きや風、カチューシャ風、蝶ネクタイ風…など、それぞれが自分なりにコーディネイト。応援合戦の練習にも各チーム余念がなく、今日はもちろん、寄港日である明日も(帰船後にやるそうです)練習の予定を入れるという熱の入りよう。それもそのはず、運動会の優勝チームには、ミラーバー(船底の方にあるバー。船内で夜、一番遅くまで開いている)の飲み放題券がプレゼントされるのですから!毎回、異常なまでの盛り上がりを見せる洋上運動会ですが、今回もどんな展開を見せるのか、今から楽しみです。
■サッカーフェスティバル(99/11/05)
寄港地の子供たちにサッカーボールをプレゼントしよう!と日本でも活動を続けていたピースボールチーム主催のサッカーフェスティバルが開催されました。船内で参加者を募り、スポーツデッキで開催されたこの企画。準備期間が短かったにも関わらず、ピースボールスタッフの頑張りと参加者の協力により参加者はなんと90名以上!!合計21チームも出場する、という大きな大会になりました。男女混合チームで予選・決勝トーナメントを行い、繰り広げられた熱戦の数々……時には珍プレー。また、自称元プロであったというロシア人クルーとの特別試合なども開催され、企画は大成功!参加者の多くは長い船内生活でなまった体をほぐすように、洋上でのサッカーを満喫していました。
■トルコ(99/11/04)
在日外国人を対象に、論文・面接試験の結果ピースボートに乗船しているのがピースボート奨学生。その奨学生企画第一段として、本日は在日トルコ人、エミンさんによる「永遠の国オスマントルコ」という講座が開催されました。まず、これからピースボートが寄港するエリトリア〜イタリアまでの五つの寄港地はかつてオスマントルコであったことを話し、それらの国々の現状や今起きている問題を理解するためにはオスマントルコの歴史を必要がある、と語っていました。日本人の世界認識からは抜け落ちがちなオスマントルコについて(彼なりの)ギャグをまじえながら(しかし…ギャグと気づかない参加者も多かったとか?!)説明していました。堅めの企画でありながらも、参加者には好評だったようです。
そして対照的に柔らかく攻めるのが夜の企画。日本でもカンボジアの地雷問題に対して、長く活動を続けているP-macチームによる「猿でもわかる地雷教室」。日本でP-macチームを引っ張り続けているボランティアスタッフが半分やけっぱちの猿の着ぐるみ姿でカンボジアの地雷問題を語りました。参加者は深刻な問題ながらも笑いをまじえながら進められる講座にすっかり引き込まれていたようです。
■のど自慢フェスタ(99/11/03)
スリランカ出航後、船はエリトリアまでの1週間の船内生活。船内の長い時期ほどピースボートの船内は本領発揮!本日の目玉企画は「トキメキのど自慢フェスタ」。300名以上の観客を集めるという超人気イベントとなったこの企画、20組+飛び入り1組が参加。優勝の栄冠は、社交ダンスをバックに従えながら、コスチュームのウェディングドレスを間奏中に脱ぎ捨て、最後はスパンコールつきのキャミソールで熱唱する、という派手なステージパフォーマンスを見せてくれた、元大阪事務局のボランティアスタッフ(60歳)の女性の手に。優勝の商品として、船内で彼女のプロモーションビデオが制作されるそうです(?!)。
■スリランカ寄港(99/11/01)
スリランカと言えば世界一辛いと言われる激辛カレー。そんな楽しみを胸に船はスリランカに寄港しました。スリランカで行われたオプショナルツアーは全部で5コース。現地の激辛カレーを満喫しつつ、日本のレトルトカレーを現地の人たちにふるまうという、ピースボートではお馴染みの「カレー交流」や、スリランカの内戦によって両親を亡くした子供たちの孤児院を訪ねる、など…。とくに孤児院の子供たちと交流した参加者は、言葉は通じないながらも、彼らの元気さと純粋さに心打たれたとの感想を多く述べていました。
■ファッションショー(99/10/31)
今日は、水先案内人の上田敏広さんの主催する「船内ファッションショー」が開催されました。若者からお年寄りまでみんなモデル気分で盛り上がりました。それから韓国からの奨学生とのお別れパーティーでは6ヶ国30人以上が大集合!各国の歌を歌って踊ってるうちにみんなうちとけあってすっかり仲良しに。ある奨学生いわく「韓国人も日本人もお互いに偏見をもっていたけれど、この船旅でかき消えました。」
■討論会(99/10/30)
昼頃まで降り続いた雨も午後にはやんで…すっきりと晴れた空の下、デッキで集合写真を撮りました。参加者全員をデッキに集め、「Peace
Boat」の横断幕を囲んで撮る、地球一周クルーズで最も多くの人が写る写真です。参加者の中には少しでも目立とうと、蛍光色の上着等を着て撮影に臨んだ人もいたようです。
夜はオリビア号で一番大きなパブリックスペースである、ミュージックサロンで「戦争論」と題して討論会が開かれました。日本人だけでなく、奨学生やゲストなど…様々な国の方々が乗船しているだけあって、それぞれの国の立場からの意見が飛び交う「多国籍討論」となり、熱い議論は深夜まで続けられました。
■ハロウィンパーティー(99/10/29)
今日の船内はハロウィンパーティー一色。参加者は思い思いの仮装をしてパーティーに参加。お約束の魔女がいると思えば、やくざな格好をしている者までいて…船内はいつも以上ににぎやかな雰囲気。日本ではあまり習慣づいていない行事でもあるため、海外からのゲストや、奨学生として乗船している外国人参加者たちが中心となって作ったこのハロウィンパーティー。言葉や文化の壁のために、ちょっとおとなしめだった外国人参加者もパーティーをきっかけにすっかり船内にとけ込んでいたようです。
■シンガポール入港(99/10/27)
日本からは馴染みの深い国、シンガポール。参加者の多くはショッピングに繰り出していたようです。そんな中、好評だったオプショナルツアーはやっぱり交流コース。「素顔の家庭訪問」と題されたこのコースは、他民族が共生する高層マンションへ行き、マレー人家庭と中国人家庭を訪ねるというもの。観光では見られない素顔のシンガポールに参加者は興味津々。また、客人は厚くもてなす、という風習のあるシンガポールの方々の温かいおもてなしや、小さな贈り物(小物入れをもらったようです)に参加者の多くは感激していたようです。
■『ゴミと宝石』上田敏博さん(99/10/25)
子供たちの目の輝きになんともいいようのない気持ちになった。「強い光」だと思った。上田さんの出演されたテレビ番組『ゴミと宝石』に映し出されるフィリピンのスラム、スモーキーマウンテンの子供たち。人の優しさについての考えが頭の中をぐるぐる回っている。死を知っているからこその輝き。生き物「ニンゲン」の生命力が一番美しくあらわれた光だ、と感じた。
■ときめきタイタニック(99/10/25)
水先案内人の企画から参加者が自由に作る自主企画まで、企画が目白押しの中、今日は「ときめきタイタニック」の題でフィーリングカップルが行われました。下は10代から上は60代までの幅広い年齢層で行われたこの企画。飛び入り参加から、男同士のカップルから、突然司会者(男)に告白しちゃう男性まで・・・何でもアリのハチャメチャ企画にデッキで観ていた側も大笑い。結果、11組のカップルが誕生。今日生まれた11組のカップルには、後日船長室で二人きりの特別ディナー券がプレゼントされるそうです。
■ベトナム上陸(99/10/24)
ピースボートで最も人気の高い寄港地の一つにあげられるのがここベトナム。オプショナルツアーもピースボート名物といえるやたらハイテンションな交流コースから、映画「天と地」の舞台にもなったキラ村を訪れるものまで様々。今回の寄港で特に人気の高かったコースはベトナム人のお宅にお邪魔して1日を過ごす「1日ベトナム人」コース。ベトナムの一般家庭での温かいおもてなしと、ハーブをふんだんに使った手料理に参加者は大満足。出港時には受け入れ団体となってくれた現地のNGOの若者たちが港まで見送りに来てくれ、参加者は仲良くなった若者たちとの再会の約束を交わし、いつまでも岸壁に手を振っていました。
■石川文洋さんの講座(99/10/23)
今日はベトナム戦争を撮った写真家であり、ピースボートではお馴染みのそして大人気の水先案内人である石川文洋さんの講座が行われました。忙しいスケジュールを無理に調整してまで乗船して下さった石川さん、香港〜ベトナム間の乗船のため、船内は今日一日だけですが、今日だけで3本の講座を開催するという大ハッスル! 「人間と戦争」と題された前半2講座では、石川さんの撮った写真とともにベトナム戦争やカンボジアの内戦、また、現在のベトナムとその魅力などについてお話しいただき、後半の「酒と旅と人生」では、石川さんが世界中を旅する中で出会った人々や感じた事柄などについて話していただきました。参加者の多くは、石川さんの柔らかい口調やその人柄にすっかり魅了されたようです。
■香港交流オプショナルツアー(99/10/22)
市場や観光地を香港の学生とまわる旅。サッカーや日本のアイドルの話で彼らと盛り上がり、7時間のコースであったが、2時間経った時点で分かれるのが辛くなった。なにせ俳優の反町や歌手の安全地帯などを知っている香港人。オモローイ! そんな楽しい仲間と一緒に香港の夜景を走るトラム(二階建て電車)の時間は、まるで夢のようであった。
■香港入港(99/10/22)
地球一周最初の寄港地、香港。日本からはなじみの深い国ということもあり、船内でできたお友達と街歩きをした者あり、オプショナルツアーで現地の若者と交流した者あり、いずれもみな最後にはちゃんと「おいしい物」を食べて、とても満足そうでした。そして香港と言えば美しい夜景も醍醐味の一つ。夜遅い出港であったにもかかわらず、出港時のデッキにはたくさんの人があつまり、美しい夜景と、1日たっぷり満喫した香港を名残惜しそうに見つめていました。
■広東語教室が大盛況(99/10/21)
出航から4日目となり、明日はいよいよ最初の寄港地、香港に入港。船内も徐々に盛り上がりが増してきました。とくに、一昨日から行われていた広東語教室は連日大にぎわい! 講師となる水先案内人の和仁さん曰く、「三日坊主のための広東語」というだけあって、内容はお買い物時の値切り方や、レストランでのお持ち帰りのやり方など・・・まさに実践型。参加者は香港で実際に使ってみようと、熱心に聞き入っていました。
■船内企画始動(99/10/20)
ピースボート最大の魅力とも言うべき船内企画は今日からが本格始動。話題の洋上平和大学も開校し、開校式や平和大学の講義ともなる水先案内人の企画は大人気! 50人以上の参加者が平和大学の学生として登録しました。また、船内を盛り上げるために欠かせない様々なチームのメンバー募集も行われ、参加者はこれから3ヶ月の過ごし方を探るように、各チームの説明を熱心に聞いていました。
■ウェルカムパーティ(99/10/19)
くるくると舞う華麗なダンサー。日本語で歌われた、熱い”恋のバカンス”。船長の温かい手と共に、すっかりウクライナの人と愛に(船にも?)酔わされ、歓迎された私達なのでした。・・・サンキュー。
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