Life Onboard

『リオデジャネイロ(ブラジル)寄港』
2月8日(月)
大西洋を渡り、オセアニック号はいよいよ南米大陸へ。ブラジル、リオデジャネイロに寄港しました!まず訪れたのは、ウルカ海岸とベルメーニャ海岸の間に突き出した奇岩「ポン・ジ・アスカール」。ロープウェイで頂上へ行くと、そこからは素晴らしい眺望がのぞめます。
リオデジャネイロとニテロイ、二つの街が見渡せるほか、近くのサントス・ドゥモン空港を利用する航空機を間近に見ることも。世界三大美港の一つにも数えられるリオデジャネイロ、この美しさならば、それも頷けます。
こちらは有名なイパネマビーチ。真っ青な海と白い砂浜、地元の人たちもたくさん遊びに来ていました。それもそのはず、ビーチ横の温度計が示したのは何と40℃!(ホントに?この温度計合ってる?まぁ、何にせよ暑かったです)
そして、これが特に楽しみだった、という参加者も多かったはず。ブラジルのファベーラ(スラム)で生まれたNGO「アフロヘイギ」へ! アフロヘイギは、ファベーラで暮らす子どもたちに音楽やダンスを通じて夢や目標を持つことを教え、暴力や麻薬の世界から引き離す活動をしています。NGOとはいえ、その実力は今や世界レベル。トップチームは世界ツアーをこなすほどの人気で、ファベーラの子どもたちの憧れでもあるんです。彼らが披露してくれたしなやかなダンスの素晴らしさといったら…写真では伝きれないのが本当に残念!
ピースボートからもダンスのお返し。これまで船内で練習を重ね、各寄港地で披露してきた「MDGsダンスプロジェクト」のダンスを披露します。熱気溢れるダンス合戦に、会場は大盛り上がり。
そしてお待ちかね、アフロヘイギのバンドメンバーの登場です!迫力満点のパーカッション・プレイやダンスに、会場のボルテージも最高潮に。彼らの素晴らしいパフォーマンスに、シンプルに感動する、そんな時間に。
ブラジルは「世界で最も貧富の差が大きい」と言われる国。ポン・ジ・アスカールの山頂から見た美しい街並みや、林立する高層ビルのいっぽうで、犯罪や貧困の温床だと呼ばれるファベーラがあります。今日出会った、アフロヘイギのパフォーマンスに人々が感動するのは、秀でた技術だけでなく、現状を変えようという強い想いがあるからなのかもしれません。