Life Onboard

『ドブロブニク(クロアチア)寄港』
10月8日(木)
オセアニック号はクロアチア・ドブロブニクに寄港しました。船を迎えてくれたのは、オレンジ色の屋根並みと真っ青な海、そこに鮮やかなコントラストをなす真っ白なヨットの帆。あまりにも美しい光景に、言葉を失います。
船を降り、目指すはもちろん旧市街。市街地に入ったところでは、ご覧のようなストリートミュージシャンが。まるで観光客を「ようこそ」を迎えているかのようです。
街全体が城壁に囲まれたドブロブニク。その美しさと歴史的価値からユネスコの世界遺産にも登録されています。こんな風に、城壁の上を歩くこともできるんですよ。
城壁内部の窓からの1枚。もう、この窓そのものが壁にかかった絵画のよう。ちなみにこのドブロブニクの街は、宮崎駿監督作品『魔女の宅急便』や『紅の豚』の舞台にもなった場所。確かにこのオレンジの屋根並み、映画にたくさん出てきましたよね。
アドリア海の真っ青な海をのぞみながらの1枚。本当に美しいでしょう?この街は、かつてのユーゴ紛争で壊滅的とも言えるほどの被害を受けたそう。しかし、この街に住む人々の手で、当時の古い文書などをひとつひとつ見直し、同じ材質のレンガをまた同じように組み直したそう。人々がこの街を愛する気持ちが伝わってくるエピソードです。
城壁の外には真っ青な海が広がります。かつて、この城壁は外的から街を守る防御壁でしたが、今は海への玄関口。城壁から伸びた階段や防波堤から、海へ飛び込む人の姿も多く見られました。
お昼は路地裏のレストランで、イカスミのリゾットを。もちろん、シーフードはこの街の名産品です。コクがあるのに、あっさりとしていて、本当に美味しい!
こちらは路地裏で出会った、刺繍をするおばあさん。この土地に伝わる伝統的な模様を縫い込んでいるそう。こうした刺繍細工も、ドブロブニクの名産品なんです。
こちらが刺繍細工。本に挟むしおりや、コースター、ハンカチやクロスなど、どれも本当に可愛らしくてキレイ。友人へのちょっとしてお土産に、と購入した方も多かったよう。
最後は、小高い丘からの1枚。街を一望するこの素晴らしい景色は、思わず息をのむほどの美しさです。美しい景色に、美味しい料理に、そして街を愛する人々に――「こんな街に住みたい」そう強く感じる1日になりました。