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『ポートサイド(エジプト)寄港』
10月2日(金)

- 地球一周の船旅はエジプトに寄港しました。もちろん目指すはギザの3大ピラミッドです。写真は3つのピラミッドを一望できる展望台から撮ったもの。この写真だとそれほどでもないように見えるかもしれませんが、間近に見るピラミッドの大きいこと!こんな大きなモノを人の手で作ったなんて、にわかには信じられません。

- ピラミッドの周りには、もちろんこうしたお土産物屋さんの姿も。「ワンダラー、ワンダラー」の声に誘われてのぞいてみると、「ゼンブで1ドル!」なんて何とも人なつこい笑顔で話しかけてくれます。…しかし「ゼンブ」ってどっからどこまで?こんな値切り交渉も、この国の楽しみの一つかもしれません。

- お待ちかねのお昼ご飯。今回特に人気が高かったのは、デザートのパイとグァバ。「エジプトでこんな美味しいパイに出会えるなんて…」なんて声も聞こえてきましたが、ホントにそう。すごく美味しかったんです。

- エジプトでのプログラムは、ピラミッドやカイロ市街の観光だけではありません。広島・長崎のヒバクシャと共に世界を巡り、核廃絶を訴える「おりづるプロジェクト」による、記者会見や被爆証言も行われました。写真は、被爆証言をする長崎出身の計屋さん。時折、英語も交えながらの被爆証言に、たくさんの人が耳を傾けました。

- エジプトでの被爆証言をコーディネートしてくださった皆さんと記念撮影。ここには、地元の人々の他、エジプト国内の新聞・テレビなどの各種メディアの姿も。この様子は、後に大きく報道されました。

- 証言を聞きに来ていた少年に、折り鶴を渡す、ヒバクシャの田邉さん。折り鶴にこめられた思いと、この折り鶴を、ぜひ家族や友人にも渡して欲しいと伝えました。

- この「おりづるプロジェクト」のメッセンジャーとして船内、寄港地で活躍してきた、高校生ユースの皆さんとはここでお別れ。彼らは帰途につきます。ヒバクシャの皆さんの一番近くで企画を担ってきたメンバーでもあるだけに、何とも寂しい時間となりました。ヒバクシャの方から「もぅ、家族みたいなものだから。いつでもウチに遊びに来ていいんだよ」と言葉をかけられ、思わず涙ぐむ姿も。彼らの船旅はここで一度、終了となりますが、ヒバクシャの声を伝える新しい旅は始まったばかりです。
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