Life Onboard

『おじいちゃんの絵と被爆証言』
田邉俊三郎さん(おりづるプロジェクト) 9月27日(日)/スターライトラウンジ
広島・長崎のヒバクシャ10人と共に世界を巡り、非核を訴える「おりづるプロジェクト」による企画。壇上に立ったのは、10名のヒバクシャの一人、田邉俊三郎さんです。20歳の時に爆心地から2.1キロの場所で被爆したという田邉さん。原爆投下直後の人々の様子を描いた絵のスライドを使って、その時の様子を語ります。「絵」という、描き手にその表現内容が委ねられるものだけに、写真とはまた異なる「凄み」を感じさせるものが多く、原爆の恐ろしさを改めて実感したという参加者も多かったよう。淡々と話す田邉さんの言葉の重みに、多くのことを考えさせられる講座となりました。
『希望を旅しよう -「フェア・トラベル」って?-』
岩崎由美子、イ・ソネン(ピースボートスタッフ)
9月27日(日)/ブロードウェイショールーム
今日は「世界観光の日」であることをご存じでしょうか?――そんな言葉から始まったのが「フェア・トラベル」をテーマにしたこの企画です。現在、世界のGDPの実に0.3%を担っているという観光業。貿易の中に「フェア・トレード」という概念が生まれているように、観光業の中にも「フェア・トラベル」という考え方を広めていくべきでは、と講座を担当した2人は語ります。講座の中では、この旅の主催旅行社・ジャパングレイスが取り組むコードプロジェクト(子どもの買春防止のための旅行・観光業界行動倫理規範)や、ピースボートが地元の人々と協力してツアーを作り上げていることなどを紹介。まだまだ続く地球一周の旅。今日の講座から、また違った視点で「旅」を捉える人も増えたのではないでしょうか。
『船内のヒトコマ -デッキ-』
9月27日(日)/デッキ
紅海へと向かうオセアニック号。世界の海運の中でも、特に多くの船が行き来する場所とあって、デッキからは様々な貨物船や客船の姿を見ることができます。中には、船が通りかかる度に目を輝かせてカメラを向ける参加者も。聞けば「とにかく昔から船が大好で…。地球一周に参加したのも、このオセアニック号で旅がしてみたかったから」と話してくれました。