ひと―参加者インタビュー
北出 和子(きたで・かずこ)さん (北海道から参加、65歳)
北出和子さん
船に乗る前は?:
 白老町の職員です。

64回クルーズに乗船を決めた理由は?:
 以前から参加したいと思っていたのですが、今回のクルーズにも水先案内人として乗船していた、早川千晶さんの「(ピースボートの旅は)楽しいよ」の一言に背中を押されて参加を決めました。このクルーズにしたのは、アフリカ大陸、南米大陸、そして南極をみたかったから。

これまでで印象深い寄港地は?:
 モンバサ(ケニア)です。地元の農村・ツンザ村でケニアの文化体験をする交流プログラムに参加しましたが、村の人たちと一緒に踊ったり、夜中まで熱い歓迎を受けたことが印象深いです。また、村の「名人」の太鼓作りを見学させてもらって、丸太に穴を開けるところから、ヤギの皮を張るところまでの行程の見事さも思い出深いです。

船内でお気に入りの場所は?:
 8Fのリドレストラン。そこから海を眺めるのが好きです。

この旅で食べた美味しいものは?:
 船内の居酒屋「波へい」のお寿司、それからレストランでの食事で食べた、おでんとカレーライス。

最近参加した船内企画は?:
 水先案内人・のはらヒロコさんの歌声にほれて、ゴスペルワークショップに参加しました。毎日楽しく歌いました。

これまでに購入したお土産物はありますか?
 夫へのお土産に、ケープタウンでワインを買いました。

一言メッセージ:
 寄港地での観光がこれからも楽しみです。
町田 奈美(まちだ・なみ)さん (東京都から参加、24歳)
町田奈美さん
船に乗る前は?:
 ホテルのレセプション。

ピースボートを知ったきっかけは?:
 地元にあったポスターを見たのがきっかけです。大学生の頃から、若いうちに地球一周して自分の視野を広げたいと思っていました。

64回クルーズに乗船を決めた理由は?:
 理由はふたつあります。ひとつは、以前からアフリカに行きたいと思っていたから。このクルーズの航路は、私が行きたいと思っていた国と「どんぴしゃ」だったんです。もうひとつは、出航前に通っていたピースボートセンターで親しくなって、「素敵だな」と思っていたスタッフもこのクルーズに乗ると聞いて、「この機会を逃したくない、今しかない!」と思ったんです。

これまでで印象深い寄港地は?:
 南アフリカ。「『非暴力』トレーニングワークショップ」という交流プログラムに参加したことが、とてもいい経験になりました。そのプログラムでは、南アフリカの「囚人」の人たちが受けるワークショップを一緒に受けるんです。コンフリクト(衝突)を解決するには、どんな方法があるのかを考えました。一緒にワークショップを受けた中には、終身刑を3つ受けているという人もいました。こんな経験は、普通にできることではないと思うし、もっと、南アフリカの歴史や今を知りたいと思いました。

船内でお気に入りの場所は?:
 6Fの前方デッキ。風が気持ちよくて、すがすがしい気持ちになります。

この旅で食べた美味しいものは?:
 ケニアで食べた、サーターアンダギーのようなもの。三角形で、主食のビーンズと一緒に出てきたのですが、お菓子のような感じで美味しかったです。

最近参加した船内企画は?:
 ルワンダの虐殺についての企画に参加しました。映像もあったのですが、見た直後は言葉にならなくて、友達とソファでぐったりしてしまいました。それも、1994年の出来事。つい最近、こんなことがあったなんで、今まで全然知らなくて。まだまだ知らないことだらけだから、こういった歴史も、目を背けずに学んでいきたいと思いました。

これまでに購入したお土産物はありますか?
 タンザニアでブルーのキコイ(手紡ぎの撚り糸で織った布。土地によって異なる模様や、鮮やかな色合いが特長)を。それから、各寄港地でポストカードをちょくちょく買っては、よく母に手紙を出しています。お母さん元気かな?

一言メッセージ:
 ケニアで貧困の現実を見たり日本から悲しいお知らせが届いて衝撃を受けることもありました。今、当たり前のように毎日生きていますが、これは実はすごいことだと改めて思いました。だからこそ今日一日一日に感謝して思いっきり生きたいです。これを読んで下さった方も幸せな日々であることを願っています。
藤原 新(ふじわら・あらた)さん (滋賀県から参加、26歳)
藤原新さん
船に乗る前は?:
  営業職です。

64回クルーズに乗船を決めた理由は?:
 タイミングが良かったんです。本当は、もう半年くらい前に出航するクルーズを目指していたんですが、なかなか会社から離してもらえなくて。このクルーズに参加することになりました。

これから楽しみな寄港地は?:
 やっぱり南極。何と言っても「南の極み」ですから(笑)

船内でお気に入りの場所は?:
 フリースペース。なんだか落ち着く場所です。

この旅で食べた美味しいものは?:
 リオデジャネイロで食べたトルコアイス。

最近参加した船内企画は?:
 デッキでやった野外音楽フェス「MONAFES」。太鼓とラップをコラボレーションした「太鼓RAP」と、別のバンドのヴォーカル、2組を掛け持ちして参加しました。太鼓RAPでは、フェスの大トリをやらせてもらって、いいアピールができました。

これまでに購入したお土産物はありますか?
 ケープタウン(南アフリカ)で洋服と靴を。買い物が大好きなんです。

一言メッセージ:
 家族のみんな、いつも見守っててくれてありがとう。ほな、元気に帰るからまっててなー。
豊田 亘博(とよだ・のぶひろ)さん (兵庫県から参加、66歳)
豊田亘博さん
船に乗る前は?:
  定年までは民間会社の研究員を、現在は財団法人原子力安全技術センターの検査員をしています。

ピースボートを知ったきっかけは?:
 昨年の夏に、朝日新聞に載っていた広告を見て。

64回クルーズに乗船を決めた理由は?:
 訪れる寄港地のいずれも、これまでに行ったことのないところだったので。

これから楽しみな寄港地は?:
 南極クルーズが楽しみです。若い頃に、初代南極越冬隊長の西堀栄三郎さんが書いた『南極越冬紀』を読んだことがあって、あこがれを抱いた場所ですから。

船内でお気に入りの場所は?:
 いくつかありますが…まずカードルーム。船内の囲碁仲間に会って、一緒に碁を楽しむことができるから。それからピースボートセンター。快活で才気にあふれたピースボートの若い人たちに会える場所ですから。そして船首、船尾の見えるデッキ。日本では見ることのできない、賑やかな南半球の夜空を仰ぎ見るのが楽しみです。

この旅で食べた美味しいものは?:
 南米のレストランでありついた、分厚いステーキ。大ご馳走です。

最近参加した船内企画は?:
 「モナリザ囲碁フェスティバル」。私も参加する自主企画「モナリザ囲碁所」のメンバーが下支えして2/22に実施した企画です。碁を打てる人は終日「囲碁大会」を楽しみ、初心者には「囲碁教室」の講座を開きました。たいへん好評をいただいて、次回は太平洋上で開催しようと思っています。

これまでに購入したお土産物はありますか?
 モンテビデオ(ウルグアイ)とブエノスアイレス(アルゼンチン)で革製品を買いました。

一言メッセージ:
 早朝の太極拳とラジオ体操に始まり、昼も夜も目一杯のスケジュールを満喫。特にいろんな分野のエキスパートを選び抜いた数々の水先案内人による講演が最大の魅力。
近藤 花菜(こんどう・かな)さん (愛知県から参加、25歳)
近藤花菜さん
船に乗る前は?:
  不動産屋勤務です。

ピースボートを知ったきっかけは?:
 仕事中にピースボートのポスターを見て知りました。

64回クルーズに乗船を決めた理由は?:
 南極に行ってみたくて。

これまでで印象深い寄港地は?:
 ケニア。マサイマラ国立保護区に行ったんですが、広大な大地や地平線、ライオンや象のファミリー……最高でした!

船内でお気に入りの場所は?:
 8Fのデッキ。海を眺められるのがいいですね。

この旅で食べた美味しいものは?:
 台湾で食べた白玉みたいなお菓子。

これまでに購入したお土産物はありますか?
 ケニアでカンガを。

一言メッセージ:
 みんなー!!元気ですかー??心を大きくなって帰るから、待っててねー。