ピースボートバレンタインキャンペーン2006
新潟県小千谷の人々に
メッセージを添えてチョコレートを贈ろう!

 ピースボートでは新潟中越地震の震源地であり、かつ、今年の日本列島を襲った豪雪で被害を受けた新潟県小千谷市を拠点に、全国からボランティアを募り、無償の除雪作業を始めました。全国から集まった若者を中心に、退職したいわゆる「団塊の世代」も加わって、一人暮らしの高齢者住宅や公共アーケードなどで除雪作業に取り組んでいます。

 そんな中、ピースボートではバレンタインデーに向けて、「震災」と「豪雪」に見舞われた小千谷の人々を勇気つけるためメッセージ付チョコレートを日本全国から募集し、2月14日に小千谷の人々に届けるキャンペーンを始めました。このアイディアは同地区でボランティアを行っている若者を中心に、被災地に明るいニュースを提供し、孤立した小さな街を、日本全国の人々が応援していることをチョコレートで表現したいと立ち上げました。

 小千谷市周辺は、過疎化に伴う若者離れが続く地域です。そもそも、雪下ろしなどに必要な労働力を確保できません。その上、大規模な震災が発生し、多くの人々が住み慣れた家を離れ、今もなお、仮設住宅での暮らしを余儀なくされている人々も大勢います。お金さえあれば「雪下ろし業者」を雇うことが出来るのですが、震災に追い討ちをかける豪雪被害に、多くの人々が対応できずに呆然としています。本来ならば、市や県などの「行政」が予算捻出などを行うべきですが、それもままならない状況です。仕方なく地元の高齢者の方々が雪下ろしを行うのですが、その作業中に転落して死亡するケースが新潟県内で200件以上発生しています。まさに、地方切捨ての中央集権政治が新たな人災を生んでいるのです。

 しかし、現地のボランティアスタッフからの報告によると、地元の高齢者にとって一番の問題は、雪で覆われた家屋で一人で暮らす精神的な寂しさだと言います。ピースボートでは、ボランティアらが直接足を使って仮設住宅や独居老人の自宅を訪問し、自分たちの活動を伝え、顔と顔の見える人間関係の上に支援の輪を広げる活動を心がけていますがそれでも限界があります。そこで、今回のキャンペーンは、そういった被災地で懸命に生きる人々にエールを贈り、しかも、全国からチョコレートが届けば、それだけ支援の輪が広がっていることを、直接的に表現することができると考えました。
 応援チョコレートを受け付けています
市販のチョコレートに手紙・メッセージをつけて送って下さい。メッセージを封筒に入れる場合は、封をせずに添付してください。
〒169-0075 東京都新宿区高田馬場3-14-3 八達ビル2F
ピースボート事務局・応援チョコ係宛
※〆切は2/11(土)必着でお願いします。
このリリースに関するお問い合わせは...
ピースボート事務局(担当:中原大弐、森田安里)
(Tel:03-3363-7561/Fax:03-3363-7562/ウェブサイトからのお問い合せはこちら)
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