PEACEBOAT PRESS CLUB


●NO.193 5月6日号
先週のピースボート
イラク緊急医療支援キャンペーンが展開中――全国で募金活動
  ピースボートでは現在、募金活動を中心とした「イラク緊急医療支援キャンペーン」を全国で展開している。
 これは、米軍を中心とする占領軍の攻撃によって傷ついた人々を、医療の面から支援していこうと始まったもの。昨年5月にブッシュ米国大統領が『終結宣言』をした後も、占領軍による攻撃や武力衝突は続いている。特に、バグダッド近郊のファルージャでは、空爆によって、1週間で多くの女性や子どもを含む600名以上の人々が犠牲になったという。昨年3月、スタッフがイラクを訪れた際のカウンターパートナーからも、戦闘が続く中、外部からの支援が届きにくくなっているという報告が届いていた。
 現在、全国各地で街頭募金活動をおこなっているほか、郵便口座への振込も受け付けている。集められた募金は、スタッフがヨルダンのアンマンに渡り、そこで全額を医療品の購入にあて、現地の医師に直接手渡されるという。また、今後の募金の日時や場所も、当ホームページ(http://www.peaceboat.org/info/iraq/campaign/index.shtml)に掲載されている。詳しいお問い合わせは、ピースボート事務局(TEL:03-3363-7561/担当:木下)まで。

郵便振替口座:00180-3-177458
口座名:ピースボート


一口1000円からお願いします
通信欄に『イラク医療支援基金』とご記入ください
日程の都合上、5月7日までにお振り込みをお願いします


スタッフを沖縄・辺野古に派遣
 沖縄本島中部の名護市・辺野古。ここは1996年、宜野湾市にある普天間基地の縮小にともない、新たな代替基地の候補地とされた場所だ。
 それ以来、地元住民たちがねばりづよい反対運動を続けてきた。しかし先月、海上ヘリポート建設のためのボーリング調査が急きょ決定。調査に入ろうとする防衛庁施設局と、これに反対する地元住民たちとが直接対峙する状況が続いている。このような事態を受け、ピースボートでは、スタッフの櫛渕万里ら3名を、沖縄・辺野古へと派遣した。
 ピースボートは、昨年の41回・44回クルーズで沖縄を訪問。寄港時には、米軍基地や沖縄戦跡のほか、辺野古で基地建設反対運動に取り組む人々をたずねる交流プログラムを実施してきた。
 今回の派遣では、寄港時のカウンターパートナーでもある『命を守る会』ら基地反対運動に取り組む住民たちとともに、「座り込み」にも合流。その中では、今年1月、ピースボートも参加した、インド・ムンバイでの『世界社会フォーラム(WSF)』において、「米軍基地の撤廃」が大きなトピックになっていたことなども紹介したという。

今後のピースボート
北朝鮮の列車事故被災者へ緊急人道支援キャンペーン――韓国NGOと共同で
 ピースボートでは、4月22日に北朝鮮・竜川でおこった列車爆発事故に対し、緊急人道支援キャンペ ーンを、韓国のNGO「JTS」と共同でおこなう。
 これまでの報道によると、この事故による死者は少なくとも161名に達し、負傷者も1500名以上。家屋倒壊は約2000軒にのぼるという。また、現地入りした国際機関WFP(世界食料計画)からは、重傷者の中には沿線の学校に通っていた子どもたちも多いという報告が入っている。
 このような状況に対し、ピースボートでは、北朝鮮に事務所を置く韓国の人道支援NGO「JTS」と協力して、救援募金を呼びかけることになった。「JTS」は、昨年ピースボートがおこなった北朝鮮人道支援キャンペーンでのカウンターパートナー。この事故の後もいちはやく救援物資を持って現地入りし、現地の要望について調査している団体だ。
 今回のキャンペーンにおいて集められた募金は、彼らを通して中国で救援物資にかえられ、朝鮮族の人々の手によって、直接、現地の救護物資受け入れ団体「 リョンチョン駅事故対策救済委員会」へと届けられるという。振込先などは以下の通り。詳しいお問い合わせは、ピースボート事務局(TEL:03-3363-7561/担当:中村・木下)まで。

郵便振替口座:00180-3-177458
口座名:ピースボート

一口1000円からお願いします
通信欄に『北朝鮮事故救援基金』とご記入ください

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