PEACEBOAT PRESS CLUB


●NO.142 12月4日号
今後のピースボート
第39回クルーズ帰港、第40回クルーズ出航へ
 12月9日、今年9月に出航した第39回ピースボート「地球一周の船旅」オリビア号が、約3カ月の航程を終え、東京・晴海港に帰港する。
 オリビア号は、この前日、12月8日に神戸港に入港、一部の参加者がここで下船する。9日は午後2時ごろの帰港を予定している。また、翌12月10日正午には、第40回目のクルーズとなる「地球一周の船旅」が同じ晴海港から出航。帰港、出航の様子はピースボートのホームページでもお伝えするほか、一般見学も可能だ(事前の予約などは不要)。

第40回クルーズ洋上で「東アジアフォーラム」開催
 12月10日に東京・晴海港から出航する第40回ピースボート「地球一周の船旅」洋上で、東アジア各地からのゲストを迎えた「東アジアフォーラム」が開催されることが決定した。
 これは、来年1月にブラジル・ポルトアレグレで開催される「世界社会フォーラム(WSF)」に向けてのピースボートの取り組みのひとつ。世界各地からNGO活動家などが集まるWSFに、ピースボートも第40回クルーズ参加者らとともに参加を予定しており、今回のフォーラムはそこに日本を含む東アジアの声を届けていくための「洋上準備会議」だ。
 現在、乗船とフォーラム参加を予定しているのは、北京地球村(中国)、台湾促進和平文教基金会、香港基督教工業委員会、環境運動連合(韓国)の各NGOメンバー。日本からは、元「市民フォーラム2001」事務局長の佐久間智子さんが参加する。フォーラムの開催は香港からシンガポールまで、約5日間の洋上を予定している。

ピースボートが1万人参加・イラク空爆反対アピールの呼びかけ団体に
 来年1月18日に企画されている「イラク空爆反対アピール」に、ピースボートが呼びかけ団体として加わることになった。
 これは、ピースボート、CHANCE!、日本消費者連盟などのNGOが中心となって企画するもの。イラクでは現在、すでに通信施設や基地などを対象とした米英軍による空爆が始まっており、民間人に被害が出ているとも報道されている。現在、国連による大量破壊兵器査察が続けられているが、米英は「フセイン政権の対応が不十分なら攻撃も辞さない」との姿勢を崩しておらず、攻撃が始まった場合、イラク一般市民に大きな犠牲が出ることは間違いない。
 イラク空爆反対を訴えるアピールは10月にも東京で実施され、約500人が参加しているが、今回は、来年1月に向け、1万人参加という大規模なアピールの実現を目指して活動していく。

パレスチナ現地調査のピースボートスタッフが筑波大学で講演
 12月14日、ピースボートスタッフの石丸健作(28歳)が、茨城・筑波大学で開催されるイベントに出席、今年4月に訪れたパレスチナの現状についての講演を行う。
 これは、筑波大学の学生らが企画するイベント「Talk-Live Project at Tsukuba」の第1回で、イスラエルとパレスチナの子どもたちの出会いを描いたドキュメンタリー映画『プロミス』上映と、「トークライブ」のセット。石丸は、『プロミス』配給会社アップリンク主宰者の浅井隆さんとともにこの「トークライブ」に出演する。
 石丸は今年4月、ピースボート平和人権監視団の一員としてパレスチナを訪問。ガザ、ジェニンなどのパレスチナ自治区や難民キャンプを訪れ、イスラエルによる軍事侵攻の現状を調査した。
 なお、12日、13日にも、映画『プロミス』の上映が予定されている。イベントの詳細、問い合わせ先などについてはhttp://www.geocities.co.jp/CollegeLife-Circle/2686/ に掲載されている。


最新のプレスリリース一覧へ