PEACEBOAT PRESS CLUB


●NO.127 8月14日号
先週のピースボート
第37回ピースボート「地球一周の船旅」が帰港
 8月13日朝、第37回ピースボート「地球一周の船旅」オリビア号が、約100日間の航程を終え、東京・晴海港に帰港した。
 このクルーズは、今年5月に同じ晴海港から出航。アジア、インド洋からスエズ運河を抜けてヨーロッパに入り、オランダ、北アイルランドなど寄港の国々を訪問。ノルウェーフィヨルドも遊覧する、赤道を越えずに北半球だけで地球を一周する、ピースボートにとっても初の航路となった。
 オリビア号は、同日午後に晴海港をふたたび出港。翌14日に神戸港へと帰港した。さらに15日には、神戸港から第38回「夏休みピースボートの船旅」が出航する。

バンコクでの「世界社会フォーラム」準備会にピースボートスタッフが出席
 8月9日から、ピースボートスタッフの山本奈美(29)と合田茂弘(23)の2名が、タイ・バンコク入り、来年1月にブラジルで開催される国際会議「世界社会フォーラム(WSF)」の準備会に出席している。
 第1回のWSFは、2001年1月、スイスのダボスに世界各国の政治家、学者、企業人などを集めて開催されていた「世界経済フォーラム(WEF)」に対抗する形で、ブラジル南部のポルトアレグレで開催された。WEFが主導する多国籍企業の利益を保証する新自由主義的なグローバリゼーションに異を唱え、別の形での国境を越えた市民同士のつながりを通じて、貧困や人権弾圧といった問題の解決に取り組んでいこうという趣旨のもと、数万人が参加する国際会議だ。今回のバンコクでの会議は、来年1月に同じポルトアレグレで開催される第3回WSFの準備会で、WSFを主催するグループや、アジアで活動するNGOのメンバーなどが集う。
 ピースボートは、今年1月にポルトアレグレで行われた第2回WSFにスタッフ2名が初参加。来年1月の第3回フォーラムには、さらに多くのスタッフを派遣する予定になっている。


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