PEACEBOAT PRESS CLUB


●NO.93 11月5日号
先週のピースボート
洋上撮影の映画『ON THE BOAT』を宝塚映画祭で上映
 今春実施した第32回ピースボート「地球一周の船旅」洋上で撮影された映画『ON THE BOAT』が、兵庫県宝塚市で開催された「宝塚映画祭」で、招待作品として上映された。
 『ON THE BOAT』は、地球一周の船旅そのものを舞台とし、公募によって選出された6人の若者が監督を務めた「洋上ロードムービー」で、俳優たちも一般のクルーズ参加者から募られた異色作だ。本映画祭は、宝塚市が2000年から実施しているもので、『ON THE BOAT』は映画祭最終日の11月4日に上映され、好評を得た。一般公開は、来春に東京、大阪、福岡、札幌で予定されている。

「平和」を訴えるクラブイベント「The Piece of Peace」を開催
 11月3日、東京・渋谷のクラブ「WOMB(ウーム)」にて、ピースボート主催によるクラブイベント「The Piece of Peace」が開催された。
 これは、アメリカでの同時多発テロ事件、それを受けての米軍などによるアフガニスタン空爆などの動きに対し、「デモや署名運動とはちがった形で、若い世代に『平和』を訴えたい」と、ピースボートのボランティアスタッフが中心となって企画したイベント。趣旨に賛同するDJやミュージシャンの協力も得て、当日の来場者は600名を越えた。フロアでは、音楽とともに、ピースボート水先案内人やミュージシャンらによるビデオメッセージのほか、ピースボートが世界各地で撮影した、人々の表情などを捉えた映像も上映。従来の型にはまらない「平和アピール」の形を提示するイベントとなった。


今後のピースボート
在日アフガニスタン人による茶話会を開催
 11月8日(木)、東京・高田馬場のピースボート事務局にて、在日アフガニスタン人のアラヤリ・アブドル・ラウフさんを招いての茶話会「アフガニスタンってどんな国」が行われる。
 ラウフさんは、アフガニスタン中部のハザラジャート出身で、1981年、旧ソ連軍のアフガニスタン侵攻時に国を脱出。85年から日本に暮らし、現在は東京・武蔵野市でアフガニスタンやその周辺の国々でつくられた民芸品を販売する「アフガニスタンバザール」を経営している。茶話会では、日本にはあまり情報が入ってこず、「内戦」「テロ」「空爆」といったイメージのみで語られがちなアフガニスタンについて、人々の暮らしやその文化について語っていただく。19時より、参加費無料。

エリトリア法律支援ボランティアのメンバーによる報告会を開催
 11月17日(土)、東京都内にて、ピースボート・エリトリアチームの主催による報告会「エリトリアもぐりこみ滞在記」が開催される。
 1993年に隣国エチオピアから独立したアフリカの新生国・エリトリアへの継続的な支援を行っているエリトリアチームでは、近年、同国の法律制定への協力に力を入れている。法律書の贈呈、エリトリア人法律家を日本へ招待するなどの活動のほか、現地へのボランティア派遣も行っており、今年夏には、司法試験に合格したばかりの2人のスタッフが現地入りし、資料収集などの活動に携わった。
 今回の報告会では、その現地での活動内容、現在のエリトリアのようすなどを、映像も交えて報告する。

エリトリア法律支援プロジェクト報告会
エリトリアもぐりこみ滞在記〜独立から10年、アフリカで一番新しい国から〜
日時:11月17日(土)14:00〜
場所:国立オリンピック記念青少年総合センター 国際棟第二ミーティングルーム
(小田急線参宮橋駅下車徒歩7分・地下鉄千代田線代々木公園駅下車徒歩10分)
報告:
大場寿人(2001年7月〜11月までエリトリア滞在)
太田雅之(2001年7月〜8月までエリトリア滞在)
 他 エリトリアチームメンバー
ゲスト:土井香苗(弁護士、第1回エリトリア法律支援派遣スタッフ)
参加費:500円
お問い合わせ:ピースボート東京事務局(TEL:03-3363-7561、担当:中村)

第35回クルーズ洋上で「コロンビア女性和平会議」開催へ
 現在航行中の第35回ピースボート「地球一周の船旅」に、長い内戦が続く南米・コロンビアから、政府関係者及び各関係団体の代表格女性メンバー20名が乗船、洋上で「コロンビア女性和平会議」が開催されることになった。
 コロンビアでは、およそ半世紀近くにもわたって激しい内戦が続いてきた。今回の和平会議は、ピースボートがヨーロッパのNGOと協力して開催するもので、ノルウェーとスイスのODAによる支援も受けている。女性メンバーらはベネズエラ〜エクアドル間に乗船。丸5日間の洋上で、コロンビアの和平についての話し合いを持つ。

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