PEACEBOAT PRESS CLUB


●NO.83 7月18日号
先週のピースボート
井原選手らがピースボールの「呼びかけ人」に
 世界各地の子供たちとサッカーで交流し、その証として日本で集めた中古ボールを贈る活動を続けているピースボール・プロジェクトが、来年のワールドカップ開催を記念して、埼玉W杯組織委とともに2002個のボールを集める活動を開始した。この「ピースボール埼玉2002」と題されたプロジェクト推進のために、井原選手(浦和レッズ)と氏家選手(大宮アルディージャ)が、「呼びかけ人」になることが決まり、12日には、98年フランスW杯の日本代表主将でもある井原選手との撮影会が浦和市内のレッズ練習場で行われた。ピースボールからは3人のメンバーが参加し、プロジェクトの成功を誓って固い握手を交わした。また、翌13日には、志木市内で99年ワールドユース選手権メンバーの氏家選手との撮影があり、2人のメンバーが参加。いずれもピースボール埼玉2002の案内冊子に掲載され、埼玉県内でのアピール活動に一役かうことになっている。

朝鮮民主主義人民共和国へ「先遣隊」を派遣
 7月14日、今年8月に予定している「夏休み 南北コリアクルーズ」の準備のため、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の首都ピョンヤンを訪れていた、スタッフの櫛渕万里、中村佐知江が帰国した。
 「南北コリアクルーズ」に向け、スタッフがピョンヤンを訪れるのはこれで2度目。今回は、現地での4日間の滞在中に行う交流プログラムの内容などについて、受け入れ団体となる「朝鮮対外文化連絡教会」との打ち合わせを行った。交流プログラム内容の詳細はまもなく確定予定だが、かねてから企画を進めていた、家庭訪問や、ピョンヤン郊外の共同農場訪問などのプログラムも実施がほぼ確定しているという。


今後のピースボート
東京・小平市で日韓朝交流サッカー大会を開催
 世界の子どもたちにサッカーボールを届け、サッカーを通じての交流を続けているプロジェクトチーム「ピースボール」では、7月22日(日)、東京・小平市にある朝鮮大学校グランドにて、朝鮮大学校教職員や、韓国からの留学生のチームを交えたサッカー交流大会を開催する。
 これは、が今年8月に予定されている第34回ピースボート「夏休み 南北コリアクルーズ」に向けてのプレイベント。実際に現地を訪れる前に、在日韓国・朝鮮人の人々と交流しよう、というのが当初の目的だったが、現在、在日中国人のサッカーチームなども参加予定で、さらなる「多国籍」のサッカー大会となりそうだ。
 当日は、サッカー試合のほか、バーベキューも企画中。また、「南北コリアクルーズ」で現地へ届けるサッカーボールの提供を募るほか、それとともに現地の若者たちへ贈る、メッセージを書き込んだ「交流旗」を作成する予定だ。
 当日の飛び入り参加も可能(10:00〜10:30まで受付)だが、特にチームでの参加の場合は、7月20日までに参加申し込みを呼びかけている。また、応援、サッカーボールの提供も大歓迎(サッカー大会は11時開始。バーベキュー参加の場合は材料費として500円が必要)。お問い合わせ・参加申し込みはピースボート東京事務局(担当:戸井田)まで。

南北コリアクルーズに向けての連続セミナーを開催
 ピースボートでは、今年8月に予定している第34回ピースボート「夏休み南北コリアクルーズ」に向け、『今、南北コリアを知ろう!』と題した連続セミナーを開催する。朝鮮半島に詳しい4人のスペシャリストを講師に、音楽、スポーツなど、さまざまな面から「コリア」にスポットを当てる。
 34回クルーズ申込者以外も受講は可能。予約制(定員40名)となるため、受講希望の方はピースボート東京事務局(担当:櫛渕 戸井田)までお問い合わせを。

会場:ノークビル5Fセミナールーム(東京都新宿区高田馬場3-13-1)
受講料:各\500

第3回 7月21日(土)18:00〜
国際関係編「ミサイルでアジアの平和が創れるの?」
講師:前田哲男(軍事ジャーナリスト)
安全保障・軍事・核などの問題を綿密に調査・取材し、具体的に平和を築き上げるにはどうすればよいかという視点から解説してくれる。現在、東京国際大学国際関係学部教授。主な著書に『戦略爆撃の思想――ゲルニカ−重慶−広島への軌跡』『アジアは変わる』などがある。

第4回 7月末(日程調整中)
社会編「日本とアジアの未来図」
講師:姜尚中(東京大学教授)
東京大学社会情報研究所教授。新聞、雑誌、メディアで幅広く活躍。主な著書に、『ふたつの戦後と日本』『アジアからみた日本国憲法』『アジアから日本を問う』『オリエンタリズムの彼方へ』などがある。

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