PEACEBOAT PRESS CLUB


●NO.77 5月15日号
先週のピースボート
第32回ピースボート「地球一周の船旅」帰港
 5月8日正午、第32回ピースボート「地球一周の船旅」が113日間の船旅を終え、東京・晴海へ帰港した。あいにくの雨模様となったが、約4ヶ月ぶりに帰国する家族や友人を迎えようと、ターミナルには多くの人たちが集った。
今回の『南回り』クルーズでは、アジア、アフリカ、南米、南太平洋の16の港、14カ国を訪問。中でも、巨大な氷河が浮かぶパタゴニア・フィヨルドの遊覧は、本クルーズのメインイベントとなった。また、今回の地球一周の寄港地、船内を舞台に撮影が行われていた映画『ON THE BOAT(仮)』は、船内にてクランクアップを迎え、今冬の劇場公開をめざし編集作業に入っている。
船内や寄港地の様子については、ピースボートのホームページに情報が掲載されている。
http://www.peaceboat.org/cruise/32nd/index.shtml


今後のピースボート
第33回ピースボート「地球一周の船旅」に「国際奨学生」が乗船
 5月22日に横浜から出航する第33回ピースボート「地球一周の船旅」に、旧ユーゴスラビア、イスラエル・パレスチナなどからの「国際奨学生」6名が乗船する。
 ピースボートではこれまでも、船内を日本人だけではなく世界中の人々へ向けて開かれた空間にしてゆこうと、在日外国人らを対象とした「国際奨学生」制度を設けてきた。今回からはさらに、「紛争地」と呼ばれる場所に暮らす人々に他の国を見てもらうとともに、船内でのピースボート参加者との交流の中で「共生」のあり方を考えていこうと、「紛争地」から奨学生を選出することになったもの。
現在乗船が決定しているのは、カレン・アサフ(イスラエル)、ケシュニック・ベギッシャ(コソボ)、ヤン・ズラタン・クレノビッチ(ボスニア・ヘルツェゴビナ)、アレクサンダー・リスティッチ(セルビア)、エマ・ヴィンター(クロアチア)、ラミ・ナセラディン(パレスチナ)の6名。船内では、「地球大学」プログラムを中心とした講座を受講するほか、自分の出身国を紹介するなどの講座企画にも取り組む。

ピースボート東京事務局に修学旅行生が来訪
 5月16日から30日にかけて、東京・高田馬場のピースボート事務局に、三重県からの修学旅行生が来訪する。
 ピースボートでは、一昨年ごろから修学旅行生の受け入れを行っており、今回来訪するのは、三重県一志群、志麻郡などの中学校4校の学生たち。当日は、ピースボートの活動や援助プロジェクトなどについてスタッフが説明を行い、生徒たちからの質問などにも答える。
 今後の受け入れに関する問い合わせは、ピースボート事務局(TEL:03-3363-7561、担当:井手上)まで。

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