PEACEBOAT PRESS CLUB


●NO.17  9月20日号
先週のピースボート
2000年1月出航の「南回り地球一周クルーズ」 第二次募集開始
 今年3月の発表以来、大きな反響を呼んできた「南回り地球一周クルーズ」(2000年1月16日〜4月14日)は、7月にはすでに満席となり、キャンセル待ちとなっていたが、若干の空席が出たため、一部のクラスに限って、第二次募集を開始することになった。
 また、10月出港の「北回りクルーズ」と組み合わせ、究極の地球一周をしたいとのリクエストを受けて、「超地球一周」も募集を開始。
 1999年11月11日に東京を出発、空路でエジプトのカイロへ。ピラミッド観光のあと、ポートサイドに陸路移動し、「北回り地球一周クルーズ」途上のオリビア号に合流。キューバ、パナマ運河、エルサルバドル、タヒチなどを経て、いったん日本に帰港。ふたたび出航して、ベトナム、ケニア、マダガスカル、南ア、ブラジル、アルゼンチン、チリ、イースター、ラバウル、トラックなどをめぐる「南回り地球一周クルーズ」に参加。2000年4月14日に東京にもどってくるという156日間で地球を一周半するという壮大なもの。限定50席なので、早い者勝ち。オプショナルツアーでガラパゴスに訪れることも可能。しかも1999年最後の日は日付変更線上に停泊し、地球上で一番早く2000年を迎えてしまうなど、盛りだくさんの内容。
 以下のように、全国各地での説明会も予定している。

東京 シニアワーク東京 セミナールーム2 (飯田橋駅東口・ホテルエドモント隣り)
 9月23日(休)13:30、10月3日(日)13:30、10月9日(土)18:30
大阪 ハービスPLAZA 3F セミナールーム (大阪駅前5分・ホテルリッツカールトン下)
 9月26日(日)13:30、10月3日(日)16:30
札幌 かでる2・7 (札幌駅徒歩10分・道庁隣り)
 10月11日(休)13:30〜
横浜 フォーラム横浜 (桜木町ランドマークタワー 13階)
 10月10日(日)13:30
名古屋 名古屋国際センター 第3研修室 (地下鉄国際センター駅すぐ)
 10月2日(土)18:30、10月30日(土)18:30
福岡 アクロス福岡(地下鉄天神駅16番出口)
 10月3日(日)13:30

トルコ大地震 緊急救援活動の経過
  ピースボートではトルコ大震災にさいし、現在トルコ現地に4名のスタッフを派遣し、被災者テント村を中心に支援を展開するいっぽう、今秋に「北回り地球一周クルーズ」の客船オリビア号に救援物資を積み込んでトルコまで届けるプロジェクトを立ち上げるなど、さまざまな活動を展開している。

●被災者伝言板「ピースボード」設置 子どもたちのケアが必要
 先週、震源地にほど近い、ギョルジュクにある被災者テント村の広場などに、「ピースボード」と名づけたコミュニケーションボードを4枚設置した。被災者どうしが、安否や配給など、おたがいに必要な情報を紙に書いてこのボードに貼り、情報交換してもらうように活用してもらう。
 食料、水の配給や、トイレの設置などは、順調におこなわれているようだが、モノのニーズがある程度満たされると、今度、問題となってくるのが、孤児や高齢者、夫を亡くした女性たちにたいするメンタルケアだという。
 ピースボートではとくに子どもたちのケアにポイントを絞って、いくつかのプロジェクトを進めることになった。ひとつは、日本の子どもたちに呼びかけて、トルコの子どもたちに宛てた手紙を書いてもらい、送ってもらう文通プロジェクト。神戸の震災孤児の施設や、新潟県の高校から問い合わせがきている。日本語の手紙をトルコ語に訳す、現地のボランティアも募集をしている。
 もうひとつは、ピースボート「北回り地球一周クルーズ」の途上、参加者数十名がギリシアのピレウス港で下船して、陸路でトルコの被災者キャンプに訪れるツアーを企画中。子ども向けのおもちゃ、毛布などの援助物資を届けるほか、キャンプでは子どもたちとサッカーをしたり、いっしょに絵を描くなど、交流を中心としたプログラムになる予定。

●トルコの人たちに暖かい毛布を
 現地を調査したスタッフ山本の報告により、ひきつづき毛布の募集を呼びかけている。現在のところ、ピースボート宛に、約300枚の毛布が集まっているが、まだまだ必要数に達していないので、さらに各方面に協力をお願いしている。なお、毛布の送り先は以下のとおり。セーターなど古着は現在、受け付けていない。

 佐川急便羽田支店止め ピースボート宛

●街頭募金活動
 ピースボートでは救援活動の運営資金、援助物資の運搬、保管などにかかる経費を基金として集めるため、東京、大阪、神戸、福岡で街頭募金活動をおこなっている。現在、全国では80万円を越えている。

●郵便振替による募金の呼びかけ
 街頭募金以外にも、郵便振替による募金の協力も呼びかけている。振込口座は以下のとおり。

 郵便振替口座 00180-6-705651  口座名 ピースボート援助プロジェクト
 ※通信欄にかならず「トルコ大地震被災者救援募金」と明記のこと。

NHKラジオジャパン(国際放送)でスタッフが北朝鮮報告
  9月16日(木)の14時15分から放送されたNHKラジオジャパンの英語番組『44ミニッツ』に、ピースボート共同代表の櫛渕万里が出演。8月中旬に朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)を訪問したさいの現地の状況や交流の模様について、約15分間、英語でインタビューに答えた。

ピースボート「地球一周の船旅」の水先案内人 ぞくぞく決定
 今年の10月18日から実施されるピースボート「地球一周クルーズ」に乗り込んで、各方面の専門分野から参加者をナビゲートする水先案内人(ゲストスピーカー)の顔ぶれがほぼ固まった。水先案内人は、船上でレクチャーをおこなったり、洋上国際フォーラムに出席すると同時に、「ピースボート地球大学」の講師としても活躍する。
 おもな水先案内人をあげると、灰谷健次郎(作家)、石川文洋(報道写真家)、木村晋介(弁護士)、前田哲男(軍事評論家)、鎌田慧(ルポライター)、河辺一郎(国連研究家)、伊藤千尋(朝日新聞記者)、高橋和夫(NHK放送大学教授)、田中優(環境問題専門家)、岡本三夫(広島修道大学教授)、神戸俊平(医師)など。
 金田喜稔(サッカー解説者)、アントン・ウィッキー(英会話教師)も参加予定。
 ほかに、海外30カ国以上からのゲストスピーカーが50名以上が、各寄港地から乗り込んでくる。

エリトリアについてのセミナー 難民支援の現状などを報告
  9月18日(土)18時より、東京都新宿区高田馬場にある、シチズンプラザにて、ピースボート援助チームが主催して、セミナー「アフリカでいちばん新しい独立国・エリトリア」が開かれ、約20名が集まった。エチオピアとの国境紛争以後、大量に発生しているエリトリア難民の現状や、その支援の可能性について報告、議論した。


今後のピースボート
地球一周出航記念パーティー開催
 10月に出航する「地球一周」の旅立ちをまえに、参加者が集まって出航前祝いを開く。食事をしながら、ゲームやビデオ上映を予定。
大阪 9月25日(土)17時
 ビヤホール漠(阪急梅田駅茶屋町口。チロル茶屋町5階)
東京 9月26日(日)12時30分
 ビアレストランココロコ(西武新宿駅、JR新宿駅。 第二東亜会館3階)

JATA海外旅行博イン仙台 ピースボートもブース展示
 ピースボートではこれまで、大阪、東京、名古屋などで、専門的で、個性的な旅をあつかう旅行社、企画団体が集まる「旅専」のイベントを開催してきたが、このたび、JATA(日本旅行業協会)主催の海外旅行博に、この「旅専」の所属団体としてブースを出展する。
 9月24日(金)〜26日(日)
 みやぎ産業交流センター(夢メッセみやぎ)展示ホールBにて開催

アジア・太平洋旅行博にも出展
 会場内の「海外おもしろ旅行博」にピースボートでブース展示する。
 10月8日(金)〜11日(休)
 マリンメッセ福岡(福岡市博多区。市営地下鉄呉服町)

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