稲刈りレポート
 約半年かけて育ててきたピースボートの有機米がいよいよ収穫の時を迎えました!! 10月22日〜27日、ピースボートボランティアスタッフによる稲刈りイベントを実施。その様子をレポートします。

 今年は台風の「当たり年」だっただけに、その影響が心配されましたが、三重県は台風の直撃は避けられたそう。ご覧の通り、私たちのお米は首をなが〜く、おもた〜くして待っていました!
 すでに、周辺の農家は収穫を終えており、収穫後の田んぼの「孫生え(ひこばえ)」を見ることもできました。

 まずは、このお米プロジェクトを監修していただいている伊藤伝一さんによる「稲刈りレクチャー」。その後、いよいよ稲刈りに出発!

 メンバーのほとんどは稲刈り初体験。伊藤さんから鎌の使い方、刈った稲の束ね方、そして「はさがけ」のやりかたを教わりました。
 少しずつ、稲が並んでいく姿には何とも言えない達成感が。

 稲刈り2日目、23日の夜には名張の伝統的なお祭りが。神社の境内では収穫を祝う獅子舞が行われました。

 日程後半は雨模様だったため、午前中は天日干ししたとうもろこしの実を取る作業を、午後は観光の時間にしました。名張から車で約1時間のところにある「もくもくファーム」ではみんなで温泉に。慣れない稲刈り作業の疲れもこれでバッチリです。
 収穫終了の喜びの一枚!
 自分たちで収穫したこのお米が食べられるのは約1ヶ月後。2005年2月に出航する48回クルーズにも一部乗せる予定です。
 何でも買って食べることが当たり前になってしまっているこの時代に、全てとは言えなくても、自分の手で食べ物を作る大切さを実感しました。こんな基本的な部分を取り戻すだけでも、「食」や「環境」に対する考えや行動は変わってくるのではないでしょうか。(遠藤裕未)

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