第38回「夏休みピースボートの船旅」
使用客船:オリビア号(ウクライナ船籍・15,791G/T)
8/15 (木) 神戸出航   8/22 (木) 釜山出港
8/17 (土) 元山(朝鮮民主主義人民共和国)入港   8/25 (日) コルサコフ(サハリン)入港
8/18 (日) 平壌市内見学
テーマ別分科交流会
  8/26 (月) コルサコフ出港
8/19 (月) 板門店訪問
平壌市内見学
ピースフェスティバル〜朝鮮の人々と歌と踊りの交流会
  8/27
8/28
(火)
(水)
国後島
8/20 (火) 平壌市内見学
元山出港
 
8/21 (水) 釜山(大韓民国)入港   8/30 (金) 東京帰港

 いまも日本と正式な国交はないままの朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)。小泉首相の訪朝が伝えられたのは、奇しくもこのクルーズが東京・晴海に帰港した8月30日だった。
 首都のまち平壌を訪れての、家庭訪問、農村見学、そして戦争体験者や日本語を学ぶ学生たちとの交流――ニュースでは伝わってこない「北朝鮮」を垣間見た。
 ワールドカップ共催を機に、日本との民間交流も盛んになりつつある大韓民国(韓国)。古くから港町として賑わう釜山を訪れた。学生たちの家でのホームステイ、数々の文化史跡巡り。そして、在韓米軍の基地をめぐり、基地撤退を求める地元グループ主催のアピールにも参加。硬軟とりまぜて「韓国」を知る2日間になった。
 かつて「日本」の一部として支配を受けた歴史を持ちながら、ほとんどその地の「いま」は伝わってこないサハリン。SLに乗って州都ユージノサハリンスクに向かい、家庭訪問やサッカー交流を楽しむとともに、戦後日本によって異郷の地に取り残された「忘れられた」サハリン在住コリアンたちとの交流も。この地がたどった半世紀の歴史に思いをはせた。
 最後の寄港地となった「北方四島」のひとつ、国後島。豊かな自然に囲まれてランチを楽しんだり、島の人たちとの交流会を開いたり。2002年春に突如その名前が知られるようになった「ムネオハウス」に宿泊したグループも。夕方からは交流フェスティバルを開催、歌あり踊りありの賑やかな宴を楽しんだ。
国後島訪問アンケート集計結果報告
国後島の印象について、「ムネオハウス」について…国後島訪問後、参加者を対象に行ったアンケートの集計結果です。
声明「日ロ民間交流の新たな可能性のために」
国後島訪問後、ピースボートが発表した、今回の訪問とそれに対する外務省からの圧力 などについての声明文です。