3月4日 ▼大オークション大会
『船』という利点を生かし、クルーズの度に寄港地へ届けられている大量の援助物資。これらの物資提供を国内で呼びかけ、回収し、仕分け、最終的には相手の手元まで届けるのが、ご存知『UPAチーム』。そんな彼らが本日行った『大オークション大会』の売り上げは、援助金として様々な国へ提供されることになるという。
気になるオークションにかけられた品々はというと、「英会話1日プライベートレッスン」「東京寄港まで毎朝新聞配達される券」「社交ダンスレッスン」などの計17点。「なぜこれがそんな高値に?」というものから、「そんな安値でいいの?」と結果はまちまち。ちなみに最高値が付いたのは「ブリッジで記念撮影券」。まず操舵室に行き記念撮影、その後船長室で海の男の物語を聞きながら一緒にお茶するのだとか。期待の「お寿司4人前」は50ドルと予想に反して安値での落札。同時に開催されたフリーマーケットにも多くの人が集まって最終的に5万5千万円の援助金が集まった。
※写真は「HPに写真掲載」を落札した野本隆作さん。何かメッセージは?の問いかけに「ピースボートの船内生活は毎日とても楽しい。あ、それとお嫁さん募集中っていうのも載っけといて」とのこと。お買いあげありがとうございました。
コサ語講座/ビクター・マトム(フォトジャーナリスト)
こんど寄港する南アフリカの公用語は、聞いてびっくりその数11。「共通語」としての英語も含まれるけれど、これだけの数の各民族の言葉を公用語にするあたりにも、新生南アの心意気が垣間見える。そんな多民族国家に暮らす人々の生活を写真作品に映し出しているビクター・マトムさんはその11言語の全てを操ることが出来るという。そんな彼に今回レクチャーしてもらったのが、ケープタウン近郊でもっとも多く話されている『コサ語』。
日本でも「ディスカウント・プリーズ」よりは、日本語で「おっちゃん、まけて〜」と言った方が安くしてもらえるに違いない(?)ということで、まずは「ンガ・イエ・シーサ」の一言。この一言で、「あれよあれよと快くサービスしてくれること間違いなし」とのこと。続いては「握手」の作法。ふつうに手を握ったあとに指相撲のように、お互いの親指を押し合うのがポイント。これで立派な(?)コサ人。これまた「あれよあれよと仲良くなること間違いなし」とか。言葉だけでなく、身振り手振りがセットになっているコサ語。なんとか使いこなせそうな気がしてきた。南アまであとわずか、これで友達いっぱいできるかな?
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