3月4日 ▼黒人達の誇りと教育 パワーパークの子供達
/ビクター・マトム(フォトジャーナリスト)
モンバサで乗船して以来、自身の経験を交えながらアパルトヘイトについてお話ししていただいたマトムさん最後の講座。「写真家ビクター・マトム」として主宰されている写真教室など、教育をテーマにインタビュー形式でお話ししていただいた。講座終了後には「何か私たちに手伝えることはないのか?」との声もあがって、マトムさん自身が撮影した写真販売が行われた。というのもこれらの写真の販売利益は、南アの子供たちに寄付されることにもなるため。世界的にも注目される写真家の作品とあって作品の前には多くの人垣ができた。
Q:「マトムさんがドキュメンタリーにこだわる理由は何ですか?」
A:「ドキュメンタリーとはセンセーショナルなものが求められるのではなく、また単に見せるのではなく、現状を掘り下げそれを伝えることができるからですね。また、そうして『相手を知る』ということにより平和が築いていけるはずですから。」
Q:「子供たちに写真を教えるようになったきっかけは?」
A:「ソウェトの一角にあるパワーパークで写真教室を開いています。そこに暮らす人々は所得の少ない貧しい人がほとんど、そうした地域に暮らす子供たちにこそ自分と同じように『写真』を手段として生活できる様になってもらえればと考えたからです。その活動の結果として、それまで学校に通うことを渋っていた子供がすすんで通うようになったり、自己表現の手段としてセラピー的な役割も果たしたようです。」
Q:「子供たちに教える上で苦労する点とは?」
A:「まず私だったら『写真』であったように、何か自分に備わっているものを伝えてゆこう、そう考える人物が現れた時点で多くの問題はクリアしていると言えますが、やはり経済的な面での遣り繰りには苦労しています。」
(生間)
リズムで覚える英単語
自主企画「絵で覚える英会話」に対抗すべく企画された、映画「ON THE BOAT」の制作に携わる3名による企画。
「リ・ズ・ム・で・お・ぼ・え・る・え・い・た・ん・ご!」「社長!president!」「社長!president!」「社長!president!」ジャカジャカ♪ジャカジャカ♪「覚えたぁ〜オー!!」
そうなんです、ご覧の通りその様子まさに『宴会』。「のどが渇くから」とビールを飲みながらモンバサで購入したというジャンベを演奏。参加者も思い思いにテーブルやコップを叩いてどんちゃん騒ぎ。今日のテーマ「business」では、社長のほかに、副社長(vice-president)・秘書(secrtary)・給料日(pay day)などを覚えた(?)ようです。これでホントに覚えられるの?という疑念が拭えませんが、だいじょうぶ。彼ら「絵で覚える英会話」の生徒さんでもあるようですから、合わせ技でOKだとか。ほんとうかなあ??
(真家)
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