1月28日  ▼グランブルーの世界・タヒチ/大方洋二(水中カメラマン)
大方洋二さんの4回シリーズ講座の第2回目。今回は太平洋上で寄港するタヒチ近海について。貴重な写真の数々が、次々にスライドで映し出された。
タヒチはサメが多く見られるそうで、今回のスライドにもたくさんのサメの写真が登場。参加者からの「危ない目に合ったことは?」という質問には、「ほとんどのサメは、実は臆病なんですよ。30年以上潜っていて一度も危険な目に遭ったことはありません」との答え。幻想的な海中の映像の数々が心地よいひとときを与えてくれた。
(菅井)
ロシア語講座
福井県に4年間住んでいた経験から日本語を堪能に操る、アレクセイ・パブロフさんによる「ロシア語講座」。出身地のウラジオストク市では、海岸に日本からのゴミがたくさん流れ着くため、それらを目にするうち日本語や日本への興味が沸いたとのこと。
第一回目の今日は80名あまりの参加者が集まり、キリル文字のアルファベットから船内で使える簡単な単語のレクチャーまで、充実した40分を過ごした。この航海が終わるまでには短い文も理解できるようになる、とアレクセイさんは断言。
本船には200人以上のウクライナ、ロシア人クルーが乗っているのだから、語学だけでなく、彼らの文化も一緒に理解出来るようになりたいですね。
(石橋)
英語でゴスペルを歌おう
「ゴスペルは、力づけられ勇気をもらう歌です」と語るのは、ゴスペル教室を主催する通訳ボランティアの牧野留美さん。だから、一般的にイメージする「ゴスペル」とは異なるが、「I can」という歌にトライしている。というのも、フィリピンのNGO「DAWN」代表のメルさんが水先案内人として乗船中で、この曲を一緒に歌おうと呼びかけたところ、40人もの有志が集まったからだ。
「『I can』は、DAWNの子どもたちが歌っている英語の歌です。メルさんの話を聞いて、私は、日本へ出稼ぎに来ていたフィリピン女性や日比『混血児』と呼ばれる子供たちの経験を人ごととは思えなかったんです。差別され仕事に就くことができず、経済的にも苦しい母子。社会からも愛されてないと感じる子どもたちに、生きる希望と強さを与える歌だと思います。みんなでこの歌を歌って気持ちを分かちあえたらいいなと思っています。」
(真家)
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