2月12日 ▼チャンネル2 バレンタインスペシャル公開録音
船内では、2つのチャンネルで音楽番組を放送中。1チャンネルは主にイージーリスニング系のしっとりした音楽が流れている。そして2チャンネルは、ポップスやロックなどのリクエストも受け付ける手作り番組。そんな2チャンネルが本日、「バレンタインスペシャル」ということで、初の公開録音に挑戦。7人の様々な国籍のゲストが迎えられ、バレンタインにまつわるそれぞれの思い出トークを中心に、思い入れのある曲を流していった。
「家へ帰ると、そこは一面バラの花びら。彼が手作りのディナーまでごちそうしてくれました。」な〜んてロマンチックな話もあれば、「小学生の時、恥ずかしくて直接渡せず玄関に置いてきました。その後、相手から確認の電話があったけど知らないふりしちゃいました」なんて可憐なエピソードまでいろいろ。なかには「バレンタインデー当日だけでも恋人になってくれませんか?」という切実なお願い(?)まで。女性から男性へのプレゼントに限られているのは日本ぐらいらしいが、そんなこと言われたって、男性陣は期待せずにはいられない。はたしてどうなるバレンタインデー!!じゃなくて、当日の放送が待ち遠しいですね。
(生間)
サファリで出会った動物たち/神戸俊平(獣医)
多くの参加者が、ここケニアでたくさんの動物たちと出会い、サファリを満喫した。これまでケニアの観光事情や環境問題などをテーマに講座を持っていただいてきた神戸俊平さんは、ケニア在住の獣医さん。昨年は、いかりや長介主演のドラマのモデルにもなったとか。そんな神戸さんに、ケニアの動物たちと彼らが置かれている現状を語っていただいた。
「ちょうど2年前、私がピースボートのクルーズへ乗船したのをきっかけに『ノー・ノー・アイボリー』という象牙不買運動プロジェクトが立ち上がりました。今から20年前のツァボ国立公園には、60万頭の象が生息していましたが、現在ではその十分の一、わずか6万頭のみとなっています。この急激な数の減り方は、金ほしさに象牙を目的とした密猟が頻繁に行われたためです。それを見かねて、10年前のワシントン条約会議で、象牙の国際取引は禁止されました。それまで多くの象牙が日本へ輸出されていたということです。その量は、じつに象30万頭分ともいわれています。
しかし日本の通産省(現経済産業省)は、国内で象牙製造に携わる業者からの突き上げを受け、2年ごとに行われるワシントン会議で取引再開を求めてきました。そしておととし2月、『試験的に』ということで、ナミビアとボツワナ、ジンバブエの貯蔵象牙(すでにストックされていたものという意味)のみ約60トンが日本へ再び輸出されたのです。しかし、それをきっかけとし密猟が行われるようになったのはよく知られていることです。昨年4月のワシントン条約会議では、再び取引禁止続行が採択されましたが、日本政府は『持続可能な資源の利用』ということで、象牙売買の収益を使ってその他の動物保護を推進するという、私たちには本末転倒というか詭弁にしか聞こえない理論で、現在でも取引再開を主張しています。 次回のワシントン条約会議で、どのような決定が下されるのかは全く予想がつきません。そこでみなさんに協力していただきたいのは、象牙製品を買わないということです。需要がなければ供給も無くなるはずだからです。」
(生間)
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マリンディ2日間〜水先案内人・金丸さんと歴史海道をゆくツアー
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