4月26日 ▼歴史海道を行く6〜南方大陸を探せ〜/金丸好知(自由文筆業)
金丸知好さんの「歴史海道を行く」もいつの間にか6回目に。ヨーロッパ人が何故、インド航路開拓に続いて南太平洋をめざしたのか?その謎に迫っていただきました。
「ヨーロッパ人たちが大航海に出た理由は2つ、『香辛料』と『黄金』を探し求めたためです。この2つを手に入れることができれば世界を手に入れるのと同じこと、当時はそのくらい価値があったのです。その為ヨーロッパの国々は、アメリカ大陸・アフリカ大陸・東南アジアに植民地を建設していきます。
インドだと思われていたアメリカ大陸までの航路を確立し、世界の海を支配していたスペインとポルトガル。1494年、ローマ法王は『トルデシリャス条約』によって両国のために地球を縦に分割します。大西洋を渡ってアメリカ大陸へと向かう航路をとったのはスペイン。そしてポルトガルは、アフリカ喜望峰からインドに向かう航路をとって香料諸島へ。そのために他の国々は、他のルートの開拓に躍起になっていきました。
大航海時代、ヨーロッパの人々は、これだけたくさんの大陸が北半球にあるならば、同じぐらいの大陸が南半球にもなければ地球はバランスを保てない。きっと南半球にも、とてつもなく大きく豊かな大陸があるはずだ!という『テラ・インコグニタ・オーストラリス(未知の南方大陸)伝説』を信じて南に向かいました。もちろん、『香辛料』と『黄金』を求めて。その結果彼らは、南太平洋上の島々をたくさん『発見』はしますが、18世紀後半にキャプテン・クックが登場するまで、南方大陸は謎に包まれたままだったのです。」
(真家)
留学のススメ
留学に興味がある人、クルーズ後の身の振り方を考える人など、興味津々の人たちが集まる中で披露されたのは、アメリカ・イギリス・ニュージーランド・スペインなどに留学体験を持つ4人の体験談。一口に「留学」といっても、その行き先や目的、期間は人それぞれですが…。
「所持金が4万円しかなかった」「最初は英語が全然通じなくて、ホームステイ先の犬としゃべっていた」など、まず飛び出したのは苦労話のオンパレード。それでもやはり語学力以外にも得た物はたくさんあるようで、「周りがどう思うかではなく、自分がどうしたいかを考えるようになった」「親に感謝するようになった」とのコメントも。最後に留学を成功させるコツを尋ねたところ、「自分がやりたいと思ったことを途中でやめない」「夢を持つこと」など4者4様のお答えが返ってきました。本気で留学を視野に入れてみようかな?なんて声も聞こえる、そろそろクルーズ終了の雰囲気漂う船内でした。
(菅井)
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