福島の子どもたちに"夢と健康を" 2011夏休みアジアクルーズ
2011年3月11日に起きた東日本大震災は日本各地に多大な被害を及ぼしました。その中で、地震による家屋の倒壊や津波の被害だけでなく、福島原発への被災により、深刻な放射線被害にもさらされています。

そこで、医師であり、ピースボート水先案内人でもある鎌田實さんを始めとした方々の呼びかけにより、私たちは、この夏休み、南相馬の中学生を国際交流の船旅にお連れすることを決定しました。

これは、福島の子どもたちに、夏休みの短期間だけでも放射能の及ばない安全なところに避難してもらい、ご両親の不安と負担を少しでも軽減するという趣旨で行われるものです。「南相馬こどものつばさ」プロジェクトの一環として実現しました。

子どもたちに広い大海原を行く船旅をのびのび楽しんでもらいながら、世界各地の多様な社会や文化を学ぶ機会を提供し、貴重な出会いを体験した子どもたちに、福島へ、南相馬へ元気を持ち帰ってもらいたいと思います。

すでに約50名の参加が固まり(申込受付は終了)、出発への準備が続いています。また同時に、本プロジェクトの実施にあたっての賛同募金を広く募っています。
皆様の温かいご支援をぜひよろしくお願いいたします。
旅のもようはこちらのブログよりご覧いただけます「ピースボート福島子どもプロジェクト」
福島の子どもたちに"夢と健康を"
-この夏休み、南相馬市の中学生を国際交流の船旅に送り出します-
・呼びかけ人より呼びかけ
私たちは、巨大地震と大津波のみならず、日本人がかつて経験したことのない原発災害に見舞われた福島県南相馬市の子どもたちに、この夏休み「夢と健康」をプレゼントしたいとの思いから、国際交流NGOピースボートの船旅に中学生を招待するプロジェクトを立ち上げました。地元の方々からも、このような機会だからこそ子どもたちに海外体験をさせたいとの声もいただいており、宮城県石巻市で被災者救援活動を続けるピースボートも全面的な協力を約束してくれています。

資金ゼロからの立ち上げです。何とぞ、皆様のご協力とご支援をよろしくお願いいたします。

呼びかけ人:
鎌田實(長野県諏訪中央病院名誉院長、作家、呼びかけ人代表)
 >>かまたみのる公式ブログ八ヶ岳山麓日記「福島の子どもたちに夢と健康を」
田部井淳子(登山家)、田中優(環境活動家)、香山リカ(精神科医)
・概要と旅程
2011年7月出航の「第74回ピースボート・地球一周の船旅」に9日間部分乗船。
同クルーズには日本人の一般参加者も約800名乗船する予定です。
7月23日 南相馬市出発 都内または成田空港近くで宿泊
7月24日 成田空港から空路ベトナム・ダナンへ。ダナン泊
7月25日 ダナンで枯葉剤被害者らと交流など。
7月26日 ダナンよりピースボートに乗船
7月29日 シンガポールに寄港。多文化共生社会体験など
8月3日 スリランカ・コロンボで下船。2004年の津波被災者らとの交流など
コロンボ発、帰国便
8月4日 成田空港着 南相馬市まで移動、到着・解散
・支援金のお願い
このプロジェクトを実現させるための募金の呼びかけを行っています。目標金額は1000万円です。皆様のご支援をお願いいたします。
振り込み先:

▼郵便振替口座:00180-3-177458 加入者名:ピースボート
  ※通信欄に「フクシマ」とご記入ください
▼ゆうちょ銀行:ゼロイチキュウ店(019店)当座0177458
  名義:ピースボート
 ※振込依頼人名の前に「フクシマ」とご入力ください
※このプロジェクトは、東日本大震災での災害救援・復興支援を行う(社)ピースボート災害ボランティアセンターと共同で実施しています。


お問い合わせは...
ピースボート福島子どもプロジェクト・担当:川崎、篠原
(Tel:03-3363-7561/Fax:03-3363-7562/ウェブサイトからのお問い合せはこちら)