サッカーをやりたくても、サッカーボールすら持つことのできない子どもたちがいる――そんな現実を目の当たりにし、世界の子どもたちにボールを届ける活動を続ける、ピースボート・ピースボールプロジェクト。
このプロジェクトに、元サッカー日本代表監督のフィリップ・トルシエ氏が「親善大使」として、日本全国で行う中古ボール集めや、アフリカ・モロッコでの支援活動へご協力いただけることになりました。
ピースボートは、フィリップ・トルシエ氏、そしてトルシエ氏が総監督をつとめるFC琉球とともに、世界の子どもたちにボールを届けます。
トルシエ氏が「ピースボール親善大使」に
トルシエ氏は、サッカー日本代表以外にもモロッコやナイジェリアなどアフリカの代表監督を歴任、現在も「WE
PLAY FOR PEACE」を旗印にプレーするFC琉球(JFL)の総監督を務めながら、日本とフランス、モロッコを行き来する生活を続けています。トルシエ氏は、モロッコでは親のない孤児だった子ども2人を養子
に迎えている一面もあり、サッカーを通じてアフリカや世界の貧困に対して貢献できるならと、快く「ピースボール」への協力を申し出てくれました。
日本国内での中古ボール集めをはじめ、2011年3月にピースボート第72回クルーズでのモロッコ寄港に合わせて、現地交流プログラムに同行していただく予定。それを聞いた現地モロッコ青年・スポーツ省も立ちあがり、親善マッチなどの準備が進められています。
2011年12月、都内にて記者会見を開催
2010年12月9日、東京都内で行われた記者会見にはトルシエ氏自らも参加。「アフリカでは、空き缶などを蹴って遊ぶ子ども達の姿を何度も目にしてきた。このプロジェクトを通じて、そんな子ども達に本物のボールでサッカーができる幸せを。」と、全国のファンや集まったメディア関係者に協力を呼びかけました。
また、会見後には「ピースボートセンターとうきょう」を訪問。プロジェクトを支えるボランティアたちへ、サインボールと激励のメッセージをプレゼントしてくれました!
FC琉球(JFL)も協力 『WE
PLAY FOR PEACE』
FC琉球は、沖縄を本拠地としてプレーするJFLのサッカークラブ。2008年より、トルシエ氏が総監督を務めています。歴史的にも現在も、沖縄は戦争と平和の問題に直面しています。そんな中、FC琉球は「サッカーを通じた平和づくり
−WE PLAY FOR PEACE−」を掲げて戦っています。
トルシエ氏と「ピースボール」の出会いをきっかけに、スポーツによる社会貢献・国際協力活動の一環として、FC琉球もこのプロジェクトに協力が決まりました。
WE
PLAY FOR PEACE.
FC琉球サポーターズクラブ『蹴人』2011年度会員募集中! FC琉球では、チームと共に戦う「サポーター」を募集しています。会員にはオリジナルグッズ進呈など様々な特典も。詳しくは FC琉球オフィシャルサイトへ。
プロジェクトにご協力ください
ピースボート・ピースボールプロジェクトでは、サッカーボールはじめ、世界へ届けるサッカー用品を募集しています。お送りいただいたサッカー用品は、ピースボート「地球一周の船旅」を通じて、世界各地のサッカーチームや小学校などにおくります。
募集中のサッカー用品
・サッカーボール(3-5号球) ・サッカー用品(ユニフォーム、スパイクなど)
※新品、中古は問いません。送付方法、送付先などはピースボールプロジェクトのページを参照ください。
※スポンサー・イベントなどでのご協力や、プロジェクトボランティアスタッフも募集しています。ご興味のある方は下記ピースボートセンターへお問い合せください。
ピースボート「ピースボール・プロジェクト」
ピースボートの公式プロジェクトのひとつ。
アフリカでペットボトルをボール代わりに蹴る姿を目の当たりにし、99年よりピースボートクルーズを通じて途上国へのサッカーボール支援を行っている。これまでに約40ヵ国に1万個を超えるボールを届けてきた。
>> ピースボールプロジェクト・ウェブサイト |