安保法制に抗議し反対する声明を発表しました

安保法制に抗議し反対する声明を発表しました(国会前でのデモの様子)
9月19日に安全保障関連法制が参議院で強行的に採決されたことに対して、ピースボートはこれに強く抗議し、この法制に反対する声明を以下の通り発表しました。

安保法制の強行採決に抗議し、同法制に反対する声明

国際NGOピースボートは、9月19日未明に行われた安全保障関連法制の強行採決に強く抗議し、この法制に反対します。

ピースボートはこれまで32年間、「みんなが主役で船を出す」という思いのもとに、世界200以上の国と地域を船でめぐってきました。世界中の人々と直接つながり国境を越えた対話の場をつくることで、争いのない持続可能な社会を目指してきました。いま世界ではなにが起きているのか、本当に必要とされる日本の果たすべき役割はなにか、自らの目で世界の現状をたしかめ、その土地に暮らす人々の声に耳を傾けることの大切さを、いままさに痛感しています。

世界各地を訪れると、武力によらず平和構築に取り組む日本のこれまでの姿勢が、世界の国々から高く評価されてきたことがよくわかります。平和憲法に違反する今回の法案の成立は、平和国家としての存在価値を自ら貶めることとなります。その結果、これまで日本が独自の貢献をしてきた人道支援の分野などでの活動も危険にさらされてしまいます。

今回の国会での争点のひとつに「ホルムズ海峡の機雷除去」がありました。去る 9月11日、第88回ピースボート「地球一周の船旅」はまさにこのペルシャ湾沖のホルムズ海峡を、日本をはじめとして、アメリカ、イギリス、カナダ、メキシコなど、11カ国からの参加者約1000名とともに通航しました。そして、日本を遠く離れたこの海に集団的自衛権の名のもとで自衛隊員が派遣され、他国の人々と殺し合うようなことがあってはならないとの思いをかみしめならがら、この日船上では200名を超える参加者が安保法制への反対のアクションに参加しました。

この数か月で、国会前での抗議の声は全国に広がり、これまで声をあげてこなかった人々も参加する大きなうねりとなっています。多くの人が、世代や利害を超えてこの安保法制に反対しています。多くの人が安全保障の問題を自分のこととしてとらえ、考え・行動しはじめたこの動きを、ピースボートは全面的に支持します。そして、この声に耳を傾けることなく法制の採決をした日本政府に強く抗議し、憲法に反するこの安保法制に反対します。 日本における安保法制に反対する強い抗議の声は、確実に世界の人々にも届いています。反対意見を無視して法案を強行に採決し成立させた安倍政権に対しては、世界の厳しい視線が注がれています。

ピースボートはこのような声に勇気を得て、これまでに培った世界各地のネットワークを活かしながら、本来あるべき「憲法9条」の精神を世界に広め続けます。

2015年9月25日
国際交流NGOピースボート事務局

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