ピースボート30周年記念トークイベント〜地球をまわる、未来をつくる〜を開催しました④

ピースボート30周年記念トークイベント〜地球をまわる、未来をつくる〜を開催しました④(司会のピースボートスタッフ小野寺愛と、リアルタイム地球儀「触れる地球」)
ピースボート30周年記念トークイベント〜地球をまわる、未来をつくる〜を開催しました③のつづき

パネルトーク「この社会をシフトする〜3・11を越えて〜」

ピースボート30周年記念トークイベント〜地球をまわる、未来をつくる〜を開催しました④
3・11の震災を受けて、未来に向けてこの日本社会をどのようにシフトしていけばよいのかをテーマに、5人の識者から語っていただきました。

手塚眞(ヴィジュアリスト)

ピースボート30周年記念トークイベント〜地球をまわる、未来をつくる〜を開催しました④(手塚眞さん)
震災で壊滅した石巻市の雄勝という地域で、震災の1年後に神楽を中心とするお祭りが行われました。町がなくなった所でなぜ神楽をするのでしょうか。私はそれを映像作品にまとめました。1年のけじめとなるお祭りは、自分たちの生活を根底から支える古い行事です。町がなくなって途方に暮れた人々が、神楽が行われることで立ち上がる気持ちを取り戻し、ここで生きていこうという思いを強くするのです。ここには、日本人の根底にある考え方が現れています。神様と自然と人間が隣り合わせにいる感覚です。3・11は「目に見えない心の世界」を見直す機会だと思います。日本人の生き方を見直す時期が、まさに今来ているのではないでしょうか。

佐藤健太(一般社団法人ふくしま会議理事)

ピースボート30周年記念トークイベント〜地球をまわる、未来をつくる〜を開催しました④(佐藤健太さん)
私は、放射能で汚染されてしまった飯舘村から避難しています。生まれた時から当たり前のように原発があって、事故があった時どうするかなんて何も知らずに生きてきました。その反省から、自分の体験をできるだけ伝えていこうと各地に出向いて話をしています。福島の話をすると、世代ごとに伝わり方が違うことを感じます。年配の方はいろいろな知識もあるのですが、若い世代は難しくて、よくわからないという人も多いのです。この問題は、まだまだ続いていくことなので、若い世代がもっともっと考えていかないといけないことです。自分は、そんな若者たちに伝えていく役割を担いたいと思っています。

田中優(環境活動家)

ピースボート30周年記念トークイベント〜地球をまわる、未来をつくる〜を開催しました④(田中優さん)
ぼくは500万円かけて、岡山の自宅に太陽光パネルと蓄電池を入れて、電気を自給できるようにしました。「半額だったらうちの家にも入れるのに」という声が多かったので、なんと100万で自給できるキットを販売している業者の人たちとめぐりあいました。値段は5分の一にまで下がりました。ところが、半額ならやるといった人たちは何もしていません。そこに象徴されるように、日本の問題は、評論家とか批評家ばかりで自ら行動しようとする人が少ないということだと思います。電力会社は家庭は縛られているからぜったいに逃げないと思い、産業界に比べて電力消費量が比較的少ない家庭から儲けを取っています。みんなが行動をして、エネルギーを自給してしまえば、その構造が変わるのです。

池田香代子(作家、翻訳家、世界平和アピール七人委員会メンバー)

ピースボート30周年記念トークイベント〜地球をまわる、未来をつくる〜を開催しました④(池田香代子さん)
平和をつくるためには、自分で積極的に行動しなければならないと思います。ただ待っているのではなくて、人々が穏やかな気持で暮らしていける状況をつくる。それが「ポジティブピース」というものです。安倍首相は「積極的平和主義」と言っていますが、彼が言っているのは軍隊を地球の裏側まで派遣して国益を実現するというもので、ポジティブピースとはぜんぜん違う意味のことになります。戦争をさせないために一番大事なのは、世界中に友達をつくることです。私たちはポジティブピースを世界の人たちと共有するために、行動していくべきだと思っています。
ピースボートについて
ABOUT
箕浦 史朗
箕浦 史朗
グローバル9条キャンペーン
みなさん、地球一周しましょう!