ピースボート30周年記念トークイベント〜地球をまわる、未来をつくる〜を開催しました③

ピースボート30周年記念トークイベント〜地球をまわる、未来をつくる〜を開催しました③(司会のピースボートスタッフ小野寺愛と、リアルタイム地球儀「触れる地球」)
ピースボート30周年記念トークイベント〜地球をまわる、未来をつくる〜を開催しました②のつづき

萬代好伸(震災語り部)

ピースボート30周年記念トークイベント〜地球をまわる、未来をつくる〜を開催しました③(萬代好伸さん)
私は石巻で被災して絶望の淵に立たされましたが、日本国内だけでなく世界中の人々のご支援のお陰で立ち上がることができました。この経験を通じて、私は、人こそが人を支援できるということを学びました。

自分に与えられた使命は、皆さんからいただいた力を、我々は一人ではないんだということを、これから起こる災害で生まれる被災者の方に伝えていくことだと考えて、石巻の体験を語っています。私は、自分がしたような悲惨な思いを誰にもして欲しくありません。そのために、自然災害に対する知識や認識を持ってもらうために、行動していきたいと思います。

スピーチ「ヨーロッパ、アジア、中東からのメッセージ」

ピースボートのプロジェクトには世界各地でさまざまな関わりをしている人々がいます。今回は、ボスニア、パレスチナ、韓国から来日したメンバーが、それぞれメッセージを直接届けてくれました。

ヤスナ・バスティッチ(ボスニア出身ジャーナリスト)

ピースボート30周年記念トークイベント〜地球をまわる、未来をつくる〜を開催しました③(左がヤスナ・バスティッチさん)
私は、ピースボートで2001年からインターナショナル・スチューデントプログラムを担当しています。これは、敵対する国々から若者を招待して、いかに暴力を使わずに平和を作り上げていくかについて学ぶものです。このプログラムは、徐々に大きくなってきていて、2013年に実施したクルーズでは、サウジアラビアやイランからの若者も招待しました。このあとスピーチするパレスチナのラミのように、多くの若者がここから育っていっています。

私のボスニア戦争の経験から言えることは、さまざまな問題を、武力や拳銃で解決することは絶対にできないということです。対話を通して、他者を理解することでしか、解決できないのです。

ラミ・ナセルディン(NGOパレスチナ・ビジョン代表)

ピースボート30周年記念トークイベント〜地球をまわる、未来をつくる〜を開催しました③(ラミ・ナセルディンさん)
私はピースボート船上ではじめてイスラエル人と友人になりました。そして船を降りてから、対話によって占領を終わらせる「ブレイキング・ザ・バリアズ」という活動を、一緒に始めました。10人くらいからはじめて、いまでは両側1000人づつを超える人々が参加しています。

2011年には、総勢80名の若者がイスラエルとパレスチナからピースボートに乗るというプロジェクトを実現できました。このプログラムを通して、パレスチナの若者は、イスラエル人は軍人だけでない事に気づきました。またイスラエルの若者は、パレスチナ人が自分たちと同等の存在だと思うようになりました。こうした対話には、イスラエルからも、パレスチナからも「なぜ敵と仲良くするのか」という厳しい批判を受けることがありますが、私たちは自分のやっていることが平和を築くということを確信しています。

李美景(環境財団事務総長)

ピースボート30周年記念トークイベント〜地球をまわる、未来をつくる〜を開催しました③(李美景さん)
本日は、出席できなかった環境財団代表のチェ・ヨルからメッセージを携えて参りました。30周年、心からお祝いを申し上げます。環境財団とピースボートは、日韓の市民がともに一つの船を出そうという構想を掲げ、2005年にピース&グリーンボートを実現させました。

今年の10月には、6回目のピース&グリーンボートを無事に実施することができました。ピースとグリーン、つまり「平和と環境」はひとつにつながっています。私たちは、一緒に議論しながらみんなで力を合わせれば、よりよい結果が得られるという自信を得ました。30歳になったピースボートと一緒に、エコシップをつくりあげる日をお待ちしています。
ピースボートについて
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尾形 康仁
尾形 康仁
「ひきこもりのゲーマー」から「アウトドアなゲーマー」になりました。