【支援物資活動レポート】第97回ピースボートアジアグランドクルーズ

プロジェクト:UPA国際協力プロジェクト 寄港地エリア:アジア クルーズ: 第97回 地球一周の船旅
【支援物資活動レポート】第97回ピースボートアジアグランドクルーズ
ピースボートUPA国際協力プロジェクトでは、世界各地へ「支援物資」を届ける活動を通して、各国のNGOや市民団体とのネットワーク作りを行っています。第97回ピースボートアジアグランドクルーズ(2018年3月~4月)では、東南アジア諸国に寄港し、現地の子どもたちに、文房具、衣類、スポーツ用品、キッチン用品などを届けました。

物資をご提供いただいた皆さまに、心より感謝申し上げます。

ベトナムの子どもたちをサポートする

【支援物資活動レポート】第97回ピースボートアジアグランドクルーズベトナムの子どもたちに文房具や衣類を届け、文化交流などして遊びました
ベトナム(カイラン)のクァンニン省特別孤児保護センターを訪れ、文房具や衣服などの支援物資を届けました。

ここでは、「家がない、親と生活できない、障害がある」などの様々な問題を抱える子どもたちを、幼児から青年まで幅広く受け入れ、自立支援をしています。

現在約90名の子どもが生活していますが、病気を持っている子が6名、盲目の子が41名等、様々な経歴を持っている子どもが多くいました。

障がいを持っている子どもが施設にいる理由は家庭の貧困が理由だと聞きました。貧困家庭に生まれたことにより、十分な養育が受けられないため、施設に入らざるをえないとのこと。

施設には職業訓練の一つとして子どもたちが制作した絵画(刺繍)などが飾られており、購入することで直接支援につながる取り組みも行っていました。

子どもたちとの交流時間では、折り紙や習字をはじめ、けん玉や大縄飛びなどで、たくさん遊び、言葉が通じなくてもすぐにうち解けることができました。

施設の方からは、「日本からの支援物資は本当にありがたく、とても助かっている」とのコメントをいただきました。

東ティモールの未来を担う大学生たちと大交流

【支援物資活動レポート】第97回ピースボートアジアグランドクルーズ東ティモールの大学を訪問して交流し、サッカーボールやフライパン、鍋などを届けました
東ティモール(ディリ)で活動するディリ工科大学「DIT」を訪れ、サッカーボールやフライパン、鍋などの支援物資を届けました。東ティモールは2002年にインドネシアから独立し、現在国民の70%が30歳以下という、若くてエネルギーの溢れる国です。

ディリ工科大学は2002年に設立され2008年には政府から公式に認可を得た私立大学で、観光、ビジネスマネージメント、サイエンス、原油関係の学科があります。「Think smartly work hardー賢く考え、しっかり働けー」をモットーに女性の社会進出も重要視していて、優秀な人材を多数輩出しています。

今回は、観光科ガイド、ホスピタリティー部門の学生たちを中心に、約30名と交流をしました。
施設の担当を務めるトマスさんは、日本政府のジェネシスプログラムで日本の研修を受けたこともあり、とても親日家で今回の訪問を大変喜んでいただきました。

なお支援物資のキッチン用品(フライパンや鍋など)は調理を学ぶ学生に渡し、昼食は学生たちが作った伝統料理をふるまっていただきました。

地雷問題検証とNGO訪問

【支援物資活動レポート】第97回ピースボートアジアグランドクルーズカンボジアの女性職業訓練所に歯ブラシやタオルを届け、作業の様子を見せてもらいました
カンボジア(プノンペン)の職業訓練所を訪れ、歯ブラシやタオルなどの支援物資を届けました。カンボジアでは1993年まで内戦があり、そのとき埋められた地雷被害の影響により、身体に障がいを抱えて生活している人たちがいます。

今回は、NGOが運営する職業訓練所を2カ所訪問しました。NGO「カンボジアン・ハンデイクラフト・アソシエーション(CHA)」は、2000年に設立され、障がいを持つ女性たちに、シルク作成のための縫製技術のトレーニングなどを行っている団体です。

これまで障がいのために学校へ通えず、家に引きこもりがちだった女性たちが自信を持って社会に溶け込めるように、生活、職業訓練、英語のレッスンなど全面的にサポートしています。今回の訪問時には、24名の女性たちが寝食を共にし、勉強をしたり製品作りを行っていました。

もうひとつは、1989年に設立されたイギリスのNGO「エクシード」で、義肢装具の無料提供とリハビリ、義肢装具士の育成、障がい者の職業訓練や就学支援を行っています。

エクシードの活動は、カンボジアをかわきりに現在ではスリランカ、インドネシア、フィリピン、ミャンマーにも広がっています。患者を受け入れるクリニック、義肢装具士の学校や学生寮があり、拝見させてもらいました。

このようにNGOの協力のもとで少しずつ環境は良くなっています。それでも内戦が終わって25年経つ今もなお、カンボジアの地には地雷が埋まり、深刻な状況は残されています。

今回出会ったカンボジアのみなさんはとても明るく、優しく迎え入れてくれました。みなさんが安心して暮らせるように、地雷廃絶の取り組みと、国際的な支援がさらに広がるように努力していきたいと思います。

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