【支援物資活動レポート】第96回ピースボートオセアニア一周クルーズ

【支援物資活動レポート】第96回ピースボートオセアニア一周クルーズ
ピースボートUPA国際協力プロジェクトでは、世界各地へ「支援物資」を届ける活動を通して、各国のNGOや市民団体とのネットワーク作りを行っています。第96回ピースボートオセアニア一周クルーズ(2018年1月〜3月)では、フィリピンのセブ島、パプアニューギニアのラバウルなどに寄港し、現地の子どもたちに、文房具、衣類、バレーボール、テニスボール、玩具などを届けました。

物資をご提供いただいた皆さまに、心より感謝申し上げます。

フィリピンで子どもの権利を考える

【支援物資活動レポート】第96回ピースボートオセアニア一周クルーズフィリピンの学校で先生に記念品を渡す
セブ島のサバングダック地区のスラム街を訪れ、衣類や文房具などの支援物資を届けました。

近い将来にはこのスラム街の近隣に、ショッピングモールが建設される予定になっています。そのため、多くの子どもたちを含む数百人規模の家族がいつ立ち退きになるか分からない不安を抱えながら生活しています。

今回はNGO「オプションズ」という、子どもたちの教育支援を行う団体のコーディネートの元で、学校を訪問。子どもたちとの交流プログラムを実施しました。

オプションズでは、子どもに対して奨学金を提供したり、行政サービス申請代行を行うなど、貧困から脱出し自立して生活できることをゴールに支援を続けています。次回セブ島を訪問する時、成長した子どもたちが、高校を無事に卒業した姿が見れるかもしれません。

トーライ族の村を訪ねて

【支援物資活動レポート】第96回ピースボートオセアニア一周クルーズトーライ族の住む島を訪れました
パプアニューギニアの一部、東ニューブリテン州の町ラバウルは、太平洋戦争中に日本軍が拠点をおいた激戦地としても知られた場所です。

ツアーでは、ラバウル近郊のマチュピット島を訪れ、州の人口のほとんどを占めるトーライ族の人びとと文化交流を行い、バレーボールやテニスボールなどの支援物資を届けました。

マチュピットは「珊瑚礁」と言う意味で、もとは珊瑚礁だったところが人が住めるまで大きくなり、本島と陸がつながったのです。現在も「島」とは呼ばれていますが、陸とつながった半島となっています。トーライ族は、そんなエリアで、独自の文化を守りながら生活しています。

日々の暮らしは、電気はなく、物資も限られていますが、私たちを非常に陽気に、また優しく出迎えてくれました。歓迎のダンスもにぎやかで、特に子どもは輝かしい笑顔を絶やさず、私たちが持って行った習字やボールで遊び回っていました。

火山の噴火から復興したラバウルの学校で交流会

【支援物資活動レポート】第96回ピースボートオセアニア一周クルーズ小学校で子どもたちと文化交流をしました
パプアニューギニア(ラバウル)の学校、「セントマーティン小学校」を訪問し、バレーボールや、折りたたみリュック、文房具などの支援物資を届けました。

この学校は、1994年の火山噴火の影響により、一時は閉鎖されていましたが、地域の人びとの手で少しずつ復興が進められてきました。

最初は先生も一人しかいませんでしたが、復興と共に学生数も増え続け、現在では2つの学校に合計17名の先生と約600名の学生が通っています。中には遠くから通っている子どもたちもいます。

子どもたちは歌やダンスで私たちを歓迎してくれました。トーライ族が使用するトーライ語で数や挨拶を教えてもらったり、日本語での言い方を教えたり、折り紙などの日本文化を紹介して交流しました。

この国で人気のスポーツはバレーボールです。校庭にも、バレーボールのコートだけはありました。支援物資の一つであるバレーボールには、参加者のメッセージが書かれています。早速そのボールを使って遊んでいる子どもたちもいました。

お別れの時、支援物資を受け取った先生と子供たちが日本語で「ありがとう」と言いながら浮かべていた笑顔が印象的でした。

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