核保有国の若者たちが 核廃絶への行動計画を日本政府に提言

プロジェクト:核廃絶
ピースボート 「核廃絶ユース大使」プロジェクト
 8月29日(月)、世界の核保有国の若者たちが、共同で作成した「核廃絶への行動計画」を外務省に提出します。

 これは、日本のピースボートと韓国の環境財団が共催した「コリア・ジャパン未来クルーズ」(8月13~27日)に「核廃絶ユース大使」として乗船した核 保有国7カ国からの若者7人が、洋上で論議し作成したものです。世界の核保有国から1国1名ずつ参加した彼らは、いずれも核廃絶のために活動している20 代の若者たちです。
 同クルーズは、史上初めて日韓のNGOが共同で実施したもので、東アジア市民の和解をめざし、日本、韓国、中国を回り、8月27日、長崎に寄港しまし た。日韓から半数ずつ計約600人が乗船しました。「核廃絶ユース大使」プロジェクトは、被爆60年を記念し、また現在の東アジアの核危機に対する世論喚 起の目的で、クルーズの特別企画として実施されたものです。国連軍縮教育などで実績のある米国のキャサリン・サリバン博士がこのプロジェクトをコーディ ネートしました。

 「行動計画」には、各国が今後とるべき行動項目が今後2年、5年、10年の3段階に分かれてまとめられています。例えば、今後2年で「東北アジア非核地帯交渉を開始」し、今後5年で「核兵器禁止条約を確立する」などの内容が盛り込まれています。

 7名は、サリバン博士および川崎哲・ピースボート共同代表と共に、8月29日(月)午前10時に長崎市内で伊藤一長長崎市長を訪れます。その後午後4時 に東京・霞ヶ関の外務省を訪れ、芹澤清・外務省軍備管理軍縮課長と面談し、「行動プラン」を提出します。そして午後5時から、弁護士会館(霞ヶ関)5階 508号室にて、記者会見を行います。

<記者会見内容>

日時: 2005年8月29日(月)17:00~
場所: 弁護士会館(東京・霞ヶ関)5F508号室にて
核廃絶ユース大使

チェルシー・コロン、米国、22歳:
カルフォルニア・バークレーの大学で平和・紛争を学ぶ。ネバダ核実験場を目の当たりにしてから放射能環境問題に関心をもち、「西部諸州法律家財団」でインターン中。

イアン・ノートン、イギリス、24歳:
「イギリス核軍縮運動(CND)」でキャンペーン兼プレス担当を勤める。若者向けの教育プログラムや被爆者の絵の展示会などを担当してきた。

ソリー・レフェーズ、フランス、24歳:
「フランス・ピースムーブメント」の核軍縮キャンペーンを担当。核を貯蔵する空軍基地前でのデモ活動などに従事。

アンドレイ・リスコビッチ、ロシア/ウクライナ:
モスクワ物理技術研究所の学生で、環境エネルギー研究部門・軍縮センターで協力的脅威削減プログラムについて研究している。

ジェン・フェイ、中国、27歳:
上海の復旦大学の博士課程候補生で、核軍縮、米国・同盟国の核政策について研究している。

ネハ・ナクビ、インド、24歳:
ハイデラバード法律大学卒業。ニュージーランドのNGO「平和財団」でインターン、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)で訓練グプログラムを経験。

ゾラ・オマール、パキスタン、21歳:
カラチ出身。ペンシルベニア大学で学びながら南アジアの平和に関する会議に多数出席。最近はスリランカの津波支援で現地にて活動。

コーディネーター
キャサリン・サリバン:
ニューヨークのNGO「社会的責任のための教育者(ESR)」で核軍縮教育および行動プロジェクトのコーディネーターを勤める。国連の軍縮教育専門家委員会にアドバイザーとして貢献。2002年には外務省の招待で軍縮教育の専門家として日本に来日し、以来来日多数。

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