北朝鮮核実験に関する六者協議当事国へのピースボート声明

プロジェクト:核廃絶
 私たちは、東北アジアに暮らす市民として、広島、長崎での悲劇の記憶を共有するものとして、また、1日も早い核兵器廃 絶を願うものとして、朝鮮民主主義人民共和国(以下、北朝鮮)による核実験に対して強く抗議すると共に、この実験が、北朝鮮の市民を含め全ての東北アジア の市民の平和と安全を脅かすものであることを訴えます。そしてこの事態を受け、六者協議当事国に対し以下のことを強く求めます。
1 私たちは北朝鮮政府に対し、ロケット発射実験や核実験など挑発と脅迫に依拠した外交政策を根本的に転換し、一刻も早く六者協議に復帰し、対話と信 頼醸成に基づく地域安全保障機構の設立によって自国の安全確保をめざすよう求めます。そして、保有核兵器の破棄、核兵器開発の完全放棄、そして東北アジア 地域の非核化に向けて具体的行動を開始するよう求めます。

2 私たちは日本政府に対し、被爆国の政府として北朝鮮の核実験に対して強く抗議を行うことを求めます。そして自らは非核三原則の法制化を行うととも に、ピョンヤン宣言の立場に立ち戻り、国交正常化交渉を進めるなかで、拉致問題の解決、侵略と植民地支配に関わる過去の清算、東北アジア非核兵器地帯の実 現をめざすよう求めます。

3 私たちは米国政府に対し、米朝直接交渉を即時再開し、北朝鮮のエネルギー供給問題、経済支援問題の解決に具体的行動案を示し、北朝鮮政府に政策転 換を強く促すよう求めます。また、日本や韓国の米軍基地を含め東北アジアの非核化を実現するよう求めます。また、北朝鮮に対する挑発的なミサイル防衛関連 兵器の強化を止めるとともに、核兵器最大保有国である自らの核兵器の大幅軍縮を実施し、同時に核兵器の先制不使用を宣言するよう強く求めます。

4 私たちは韓国政府に対し、食糧支援強化や離散家族再会事業の再開など北朝鮮政府との関係正常化によって、六者協議が東北アジアへの地域平和プロセスとして機能し始めるよう努力することを求めます。
私たちはロシアおよび中国に対し、核保有国として核軍縮をすすめるとともに、東北アジア非核兵器地帯の設立に全面協力するよう求めます。

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