「コリア戦争」への道を開く 有事法制に反対するピースボート緊急声明

プロジェクト:歴史と和解
 米国が国連を無視し、世界の市民の世論を無視して行ったイラク侵攻は、多くの罪もない市民の命を奪いました。そして、今後さらに米軍の使用した劣化ウラン弾とクラスター爆弾によって、さらに多くの女性や子どもたちを含む市民の命が奪われていくでしょう。
  米国の国際法に反した先制攻撃の次のターゲットは、明らかに朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)です。そして、一端、その先制攻撃が行使されるならば、そ れは、私たちの隣人である朝鮮半島に暮らす多くの罪もない市民の命を奪うことになります。その犠牲の数は、南北コリアの軍事状況を見てもイラク戦争の比で ないことは明らかです。同時に、日本に暮らす私たちのなかでも多くの犠牲が出ることになるでしょう。

 このような状況の中で、本日、衆議院を通過し、まもなく本国会で成立されようとしている有事法制は、米国の北朝鮮に対する先制攻撃を容易にし、多くの罪 もない東アジアの市民を死へと導く「コリア戦争」を誘発する法律です。私たちは、2000万人ものアジアの人命を奪い、300万人の自国民の犠牲者を生ん だ、過去の戦争を忘れるべきでありません。私たちは、断固としてこの隣人と私たち自身を殺すための法律に反対します。

 そして、私たちは日本が「国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」と定めた憲 法有することを誇りに思います。この恒久平和を目指し、人類史的価値を持つ日本国憲法に、明らかに反する有事法制が成立する日は、国際社会において日本が 法治国家としての信頼と平和国家としての地位を失う日でもあります。

 私たちは、人類の理想であるところの恒久平和を願う地球市民として、この有事法制に断固反対します。

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