国連と共催で、SDGsを広める船上フェスティバルを開催しました -ニューヨーク報告

プロジェクト:SDGs キャンペーン 寄港地エリア:南北アメリカ&カリブ クルーズ: 第92回 地球一周の船旅
国連と共催で、SDGsを広める船上フェスティバルを開催しました -ニューヨーク報告フェスティバルの開催を告げる鏡割り。左からワールドケアセンター代表のリサ・オーロフさん、国連広報局チーフのジェフ・ブレズさん、ハーグ平和アピール会長のコーラ・ワイスさん、モルジブ大使のアフメド・サリールさん、ピースボートの吉岡達也
第92回ピースボートが10月20日と21日にニューヨークに寄港し、20日の夜にはピースボートと国連広報局(DPI)が共催で、SDGs(持続可能な開発のための17の目標)をテーマに、「持続可能な世界をめざす船上フェスティバル」を開催しました。フェスティバルには各国の代表を含めてのべ600名の参加者が来場、船内のイベントスペースを使って、さまざまな企画を実施しました。

国連副事務総長がスピーチ「ピースボートの旅は、人類のよりよい未来のための旅」

国連と共催で、SDGsを広める船上フェスティバルを開催しました -ニューヨーク報告ヤン・エリアソン国連副事務総長
フェスティバルの基調講演を行ったのは、ヤン・エリアソン国連副事務総長です。エリアソン氏はスピーチで、ピースボートの船体にSDGsのロゴが描かれていることをとても嬉しく思うとし、貧富の格差が広がる今の世界にあって、持続可能な目標を達成するためには世界中の人々が連帯して行動をおこす必要性を訴えました。

また、航海を通じて証言活動をしている被爆者の方たちにも感謝し、ともに核なき世界に向けて歩む出すことを述べました。最後に、このように語りました。

「ピースボートは80カ国以上の人々に、SDGsのビジョンを広めています。これは今を生きる責任を受け止め、行動に出ているということです。心から感謝の意を表します。みなさんの船旅はただの航海ではありません。人類のよりよい未来のための旅なのです」

気候変動の影響を受ける島々

国連と共催で、SDGsを広める船上フェスティバルを開催しました -ニューヨーク報告アフメド・サリール モルジブ大使
モルジブ大使のアフメド・サリールさんのスピーチは、会場の人々にSDGsの目標を達成することがいかに大切かについて感じさせました。モルジブは、小規模な島々からなる国家の国際組織「小島嶼国連合」に加盟しています。これらの国々は、気候変動や海面上昇により国家の喪失を含めて深刻な影響を受けるとされています。気候変動への対策は、SDGsの重要な柱となっています。サリール大使は、「だからこそピースボートとともに、状況を改善するために連携していきたい」と語りました。

また、ちょうどこのイベントのときには同じ小島嶼国連合に属しているハイチが、「ハリケーン・マシュー」の大きな被害を受けました。ピースボートは船上で緊急募金を行い、集めた4,000ドルほどの寄付金をニューヨークに拠点を置いて災害支援を行うワールドケアセンターに贈呈しました。

会場を盛り上げた洋上エコファッションショー

国連と共催で、SDGsを広める船上フェスティバルを開催しました -ニューヨーク報告
ピースボートからは、共同代表の吉岡達也が挨拶しました。吉岡のスピーチの中で大くの来場者から反響があったのは、現在準備を進めているエコシップ・プロジェクトについてです。2020年にエコシップが完成し就航を開始すれば、環境負荷の少ないエコ技術船としてSDGsの促進にも大きく寄与するものになります。

他にも、ハーグ平和アピール会長のコーラ・ワイスさんがスピーチに立ち、さらに「おりづるプロジェクト」で乗船し証言活動を続けている広島の被爆者の坂下紀子さんも登壇し発言しました。

場を一段と華やかにしたのは、「洋上エコファッションショー」です。リサイクルやオーガニックの素材を使った衣装を、50人ほどのモデルが披露して会場を湧かせます。また来場した各国の人々に向けて、和太鼓などの日本文化も紹介しました。

国連本部で被爆証言も

国連と共催で、SDGsを広める船上フェスティバルを開催しました -ニューヨーク報告
ニューヨークでの2日間の滞在中には、国連本部でのプレゼンテーションをはじめ、さまざまな交流も行いました。国連本部内での「軍縮教育と被爆者と若者」と題したイベントでは、被爆者の森川高明さん(広島)による証言や地球大学の学生らのプレゼンテーションを行いました。被爆者による証言会は、国連インターナショナルスクールでも実施。また、「被爆・核」をテーマにしたアートイベントにも参加しました。

交流プログラムでは、若者が参加してまちづくりなどを進めているNGO「グローバルキッズ」や市民参加型の独立メディア「DCTV」などに訪問して、活動の一端を学ぶ貴重な体験になりました。

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