カンボジアで「ピースボート・スナハイ小学校」開校式を開催しました

プロジェクト:地雷廃絶キャンペーン(P-MAC) 寄港地エリア:アジア クルーズ: 第92回 地球一周の船旅
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カンボジアで「ピースボート・スナハイ小学校」開校式を開催しました
第92回ピースボートで「カンボジア地雷問題検証ツアー」を開催しました。カンボジア内戦の歴史を伝える博物館や地雷除去現場、被害者を支援する団体を訪問し、今も続く地雷被害について学びました。そして、ピースボートが地雷除去支援を続けている村を訪れ、村人と共に小学校の開校を祝いました。

地雷除去の現場を見学

カンボジアで「ピースボート・スナハイ小学校」開校式を開催しました
1991年、カンボジアの和平協定が締結されました。それから25年経つ今も、内戦時に埋められた地雷が多く残り、人々が被害にあったり、復興の妨げになっています。1979年から現在までに、カンボジアでは記録にあるだけでも約65,000人が被害にあっています。
新たな地雷被害を食い止めようと、地雷除去作業が続けられています。

ツアーが訪れたのはカンボジアで最も被害が大きいバッタンバン州の地雷原です。広大な土地で大型機械と金属探知機を使って、地雷を探していきます。

「電気も水道もないこの場所で、軍隊のような生活を送りながら、私たちは地雷除去活動をしています。平和のため、国民のため、国のために働いています」

地雷除去活動をしているカンボジア地雷対策センター(CMAC)のスタッフは言います。簡単に作り、簡単に埋めることができる地雷ですが、それを取り除くのは大変危険で、文字通り命を懸けた作業です。
カンボジアで「ピースボート・スナハイ小学校」開校式を開催しました
ツアー参加者も、作業員と同様のヘルメットと防具を身に着け、作業がおこなわれている現場を見学しました。私たちが歩く場所は除去作業が終わった土地ですが、近くにはられたロープの向こうは地雷原です。

「安全になった場所を歩いているとわかっていても、一歩一歩を踏み出すのが怖かった」と話す参加者もいました。このような地雷が、カンボジアには数百万個も残っています。地雷という兵器の恐ろしさと地雷除去活動の重要性を学ぶ体験となりました。

地雷除去と建設を支援した小学校の開校式

カンボジアで「ピースボート・スナハイ小学校」開校式を開催しました
ピースボートは、カンボジアの地雷を除去するために募金活動「カンボジアから地雷をなくそう100円キャンペーン」をおこなっています。集まった募金で、カンボジア北部プレアヴィヘア州にあるスナハイ村の地雷除去とその土地への小学校建設を支援しました。ツアーで村を訪れた8月27日に開校式をおこないました。

私達が村に到着すると、村人約300人が学校に集まり、歓迎してくれました。今回のツアー参加者の多くは、出航前に日本でこの学校のための募金を集めていたボランティアスタッフです。これまでの数か月間にわたる日本での募金活動をスナハイ村の子どもたちに紹介し、ようやく出会えた子どもたちにその想いを込めてスピーチをおこないました。
カンボジアで「ピースボート・スナハイ小学校」開校式を開催しました
式が終わると子どもたちとの交流時間です。これまでは多くの地雷や不発弾が埋まり、遊ぶことができなかった元地雷原の校庭で、サッカーをしたり、折り紙で遊んだりして過ごしました。「地雷除去された土地で子どもたちと遊べてよかった」と涙を浮かべる参加者もいました。

校舎の建設は、雨や村までの道路状況が悪いため、開校式当日には完成していませんでしたが、カンボジアで新学年がはじまる10月には完成する予定です。「ピースボート・スナハイ小学校」と名付けられたこの学校で子どもたちが新学年を迎えます。



※2017年4月出航の第94回ピースボート、2017年8月出航の第95回ピースボート「地球一周の船旅」内でも、カンボジアの地雷問題を学ぶ同様のツアーを予定しています。参加者を募集中ですので、詳しくはピースボート事務局までお問い合わせください。

ピースボート事務局 メール:info@peaceboat.gr.jp

詳しくは

ツアーの詳しい様子はピースボート地雷廃絶キャンペーンP-MACのブログをご覧ください。

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