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【支援物資活動レポート】第91回ピースボート地球一周の船旅

【支援物資活動レポート】第91回ピースボート地球一周の船旅
野球のユニフォームをキュラソーの子どもたちへ
ピースボートUPA国際協力プロジェクトでは、世界各地へ「支援物資」を届ける活動を通して、各国のNGOや市民団体とのネットワーク作りを行っています。

2016年7月、日本に帰港した第91回ピースボート地球一周の船旅では、ドイツ、ベネズエラ、キュラソー、パナマ、グアテマラなどに寄港し、現地の子どもたちに衣服、野球道具、バレーボール、楽器、文房具などを届けました。

物資をご提供いただいた皆さまに、心より感謝申し上げます。
野球のユニフォームをキュラソーの子どもたちへ
ピースボートUPA国際協力プロジェクトでは、世界各地へ「支援物資」を届ける活動を通して、各国のNGOや市民団体とのネットワーク作りを行っています。

2016年7月、日本に帰港した第91回ピースボート地球一周の船旅では、ドイツ、ベネズエラ、キュラソー、パナマ、グアテマラなどに寄港し、現地の子どもたちに衣服、野球道具、バレーボール、楽器、文房具などを届けました。

物資をご提供いただいた皆さまに、心より感謝申し上げます。

ベネズエラの子どもたちとスポーツ交流

【支援物資活動レポート】第91回ピースボート地球一周の船旅
ベネズエラ(バルガス)のボリーバル・カラカス学校、プラヤ・エスコンディダ地区、野球ナショナルチームのもとを訪れ、野球道具、バレーボールの支援物資を届けました。

プラヤ・エスコンディダ地区は、住宅困窮者に対して無料、もしくは低価格で住宅を提供している国の住宅政策できた新しいコミュニティです。住民、また小学校の生徒の多くは、もともとはスラム街出身者や水害などによって家を失った人々です。現地を訪れ、活動紹介、文化交流を行い、ベネズエラの現状、文化を学びました。スポーツ交流では綱引きから始まり、野球交流では女性のナショナルチームが登場し、体を動かして交流を深めました。


今回届けた野球道具は、DeNA「Sekai Egaoプロジェクト」(※1)、バレーボールは日本バレーボール協会(※2)より提供していただいた物資です。

戦争で傷ついた子どもが集うドイツ国際平和村

【支援物資活動レポート】第91回ピースボート地球一周の船旅
ドイツ平和村にて。物資を届け、平和教育ワークショップや文化交流を行いました
ドイツのオーバーハウゼンにある「ドイツ国際平和村」を訪れ、衣類の支援物資を届けました。

ドイツ国際平和村は、世界各地の戦争や紛争で傷ついた子どもたちを引き取り、治療やリハビリをして再び母国に帰す活動を行なっている施設です。

平和村の活動の基本方針は、子どもたちの治療をヨーロッパで行うこと、子どもたちが母国で治療できるようにすること、平和への関心を高めることを三本柱にしています。肉体だけでなく、子どもたちの心も癒し、戦争をしない子どもたちを育てています。平和村の願いは「いつかこの施設がいらなくなること」。そのようなレクチャーを受けて、ピースボートの参加者は言葉の重みをかみしめていました。

訪問後、平和村の支援を長年続けている、女優の東ちづるさんがピースボートに乗船。船内で平和村報告会、募金活動を行い、たくさんの方に現地の状況や思いを伝えることができました。

子どもたちの「教育」を行うキュラソーの野球チーム

【支援物資活動レポート】第91回ピースボート地球一周の船旅
野球の試合終了後に支援物資の授与式を行いました
キュラソー(ウィレムスタード)で活動する「キュラソー・ベースボール・シティ・ファンデーション(CBCF)」を訪れ、野球道具を届けました。

キュラソーには26の少年野球チームがあり、それぞれ10~18歳の若者が30人ほど所属しています。CBCFでは、所属している若者たちに野球の練習だけでなく、英語の教育や責任を持った社会人になるためのマナーやコミュニケーションのレッスン、麻薬の危険性に関する学習の場などを設けています。

CBCF創立者のシャイロン・シャギー・イセニアさんは「キュラソーにいるストリートチルドレンに教育の機会を与える活動を行い、野球を通して子どもたちの可能性を見いだしていきたい」と語りました。

CBCFの卒業生には、現在米国のメジャーリーグで活躍している選手もいて、子どもたちの夢を実現するきっかけの場にもなっています。

ベネズエラの音楽教育「エル・システマ」のパライソ音楽練習所

【支援物資活動レポート】第91回ピースボート地球一周の船旅
日本国内で集めたバイオリンを寄贈しました
ベネズエラ(ラグアイラ)の無料音楽教育システム「エル・システマ」の練習場のひとつ、「パライソ音楽練習所」を訪れ、楽器とバレーボールの支援物資を届けました。

カラカス市にあるバリオ(スラム街)に位置するこの練習所では、約120人の子どもたちが音楽を学んでいます。今回は、子どもたち100人と一緒に、演奏を披露したり文化交流を行いました。演奏や交流を通じて、子どもたちの楽器に対する思いや、ピースボートとの継続した関係を感じとることができました。

ベネズエラは現在、経済情勢の悪化のため、海外から物資を取り入れることが難しくなりました。交流を通して、エル・システマの意義や楽器不足の現状を理解し、私たちが支援物資届ける重要性を再認識することができました。

またベネズエラから日本まで「ベネズエラ青少年オーケストラ・システム(エル・システマ)」のメンバー25名がピースボートの地球一周クルーズに乗船しました。日本国内では福島第一原発に近い相馬市や、震災の被害にあった熊本を訪れ、演奏や交流を行い大喝采を浴びました。

<エル・システマとは>
1975年に、たった12人から始まったベネズエラの無料音楽教室。いまでは全国で200を越える児童・青少年オーケストラ、約60万人のメンバーを抱えるまでの組織に成長しました。世界的な若手指揮者グスターボ・ドゥダメルらを輩出するなど、高い音楽レベルやユニークな演奏スタイルに加えて、音楽による人間形成、犯罪防止、更正につなげる活動は、世界的に大きな反響を呼んでいます。

ご提供、ご協力いただいた皆様

【支援物資活動レポート】第91回ピースボート地球一周の船旅
ベネズエラの子どもたちへたくさんのバレーボールを届けました
横浜清風高校
日本タタ・コンサルタンシー・サービシズ
古河電気工業株式会社
DeNA
日本バレーボール協会
NPO時遊人
成城学園
LUSH
ピースボート乗船者のみなさま

その他多数

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